第265回 冨山和彦『挫折力 一流になれる50の思考・行動術』

冨山和彦『挫折力 一流になれる50の思考・行動術』

皆様、こんにちは。本日は、冨山和彦『挫折力 一流になれる50の思考・行動術』(PHP研究所)をご紹介したいと思います。

内容紹介

「挫折力」─―少々変わったタイトルだと思われるかもしれない。

簡単にいえば、「挫折を愛し、乗り越え、活かしていく力」というくらいに解釈していただければと思う。

挫折から立ち直る方法、という現状復帰のための方法論ではない。

むしろいいたいのは、「挫折をしない人生ほど窮屈でつまらないものはない」「挫折をした人だけが、実り多い豊かな人生を送れる」ということであり、「積極的に挫折を体験し、それを乗り越えることで、これからの時代に通用する力を身につけよう」という前向きな方法論である。

冨山和彦『挫折力 一流になれる50の思考・行動術』

「挫折力」、つまり「挫折を愛し、乗り越え、活かしていく力」が、なぜ今重要になっているのか?

それには、大きく分けて3つの理由があると筆者は言います。

まず1つ目は、今の日本が、「社会が用意したレールを進み続ければ、成功にたどり着ける」という世の中でなくなったためです。

一流大学に入り、一流企業に就職、結婚して幸せな家庭を作る、というかつての成功モデルが、簡単には実現しなくなっています。さらに言えば、そのような生き方だけが、幸せになる唯一の方法でないことにも、多くの人が気がつきはじめました。

そうなると、我々は人生のどこかで必ず「挫折」を経験することになります。

そうなった時、あなたはその挫折を乗り越えられるでしょうか?「挫折力」とは、私たちが、豊かに・幸せに生きるために不可欠な能力であるように思えます。

2つ目の理由は、筆者の個人的な体験によるものです。筆者とその家族の経験を見てみると、やはり「挫折が人を成長させ、人生を豊かにする」ということを強く実感させられるのだと言います。

そして3つ目の理由は、「これらかの時代にビジネスパーソンとしてリーダーを目指す人は、否が応でも挫折とは不可分の人生になる」ということです。

「作れば売れる」といった高度成長期のような経済を崩壊しました。あらゆる製品やサービスの寿命は短縮し、ビジネスのサイクルがどんどん短くなっています。

つまり、我々はかつてないほどに厳しい環境で戦うことを余儀無くされているのです。

こうした時代には、変化を恐れず、果敢に挑戦していく姿勢が求められます。

当然ながら、挑戦が多くなればなるほど、失敗は多くなる。現代を生き抜くと言うのは、その失敗を愛し、乗り越え、活かしていく力を身につけてこそなし得るものかもしれません。

ぜひあなたも本書を読んで「挫折力」について学んでください。そして、その打たれ強さを武器に、あなたの人生をもっと豊かで充実したものにしていきましょう!

感想

本書を読み終えて、私はあることを自分に問うてみました。

「最近、いつ『挫折』を経験しただろうか?」

そう考えると、意外にも簡単に答えが出てこないのです。そして同時に、こう思いました。

「自分は『挫折』すら経験しないほどに、失敗を恐れ、挑戦から逃げているのではないだろうか。」

他人に同調することを良しとする、唯一の正解以外は全て誤りとみなす、そんな価値観が根強い今の日本では、人々はどうしても目立つような行動を取りたがりません。

それはそのまま、今の日本では、「『挫折』を乗り越え、活かしていく」こと以前に、そもそも「『挫折』を経験する」ということ自体が難しくなっていることを意味するのでしょう。

しかし、上述したように、これらか先の時代は、誰もが否応無しに「挫折」を経験しなければならない時代なのです。

そんな時代を生きる私たちが、「そう言えば、大きな挫折は経験したことがないかも…」という具合でいいのでしょうか?

それまで挫折を経験したことがない人が、いざ乗り越えるべき壁を前にすると、どういう行動をとるか?

もう全く身動きが取れなくなり、最悪の場合、自分で命を落としてしまったりもするのです。実際に、就活に失敗したり、リストラされたりして自殺する人はあとを絶ちません。

振り返ってみてください。

あなたが最近、挫折を経験したのはいつのことでしょうか?

あなたは、新しいことに果敢に挑戦し、失敗を恐れない姿勢を身につけているでしょうか?

そんなことを考えさせられる一冊でした。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

「挫折力」。まさに現代を生きる我々が身につけなければならない力だと感じました。

こんな人におすすめ

  • 「自分らしい生き方をしたい」という人
  • 「これから先、豊かで幸せな人生を送りたい」という人
  • 「失敗を次に活かす考え方を身につけたい」という人

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