第258回 石川貴康『いますぐプライベートカンパニーを作りなさい!』

石川貴康『いますぐプライベートカンパニーを作りなさい!』

皆様、こんにちは。本日は、石川貴康『いますぐプライベートカンパニーを作りなさい!』(東洋経済新報社)をご紹介したいと思います。

内容紹介

サラリーマンよ、今こそお金をコントロールするための有効な道具であるプライベートカンパニーを立ち上げよう。

小規模でもいい、事業を始め、複数の収入を実現し、お金をコントロールするのだ。

私たちは資本主義の世界に生きている。プライベートカンパニーのオーナーとなって、資本主義を最大限に満喫しようではないか。

プライベートでいいのだ。小規模でいいのだ。サラリーマンのままでかまわない。

カンパニーを起こし、お金をコントロールし、小なりとはいえ、資本主義の主人公となって、お金を使いこなす身分になろうではないか。

石川貴康『いますぐプライベートカンパニーを作りなさい!』

今、日本のサラリーマンはかつてないほどの苦境に立たされています。

給料は増えず、それでいて税金と社会保険料の負担は増すばかり。あなたも給与明細も見て、知らぬ間に引かれている金額の多さに驚くのではないでしょうか?

残念なのは、この傾向は今後も変わらないであろう、いやむしろ、ますます税金や社会保険料の負担は増えていくであろう、ということです。

今の少子高齢化の状況を見れば、それは想像に難くありません。これからの時代、真面目にサラリーマンとして働いているだけでは、この苦境を脱することはできないのです。

それでは、サラリーマンとして働いている以上、この状況は変えようがないと諦めるしかないのか?

そうではありません。たとえサラリーマンであっても、プライベートカンパニーを立ち上げ、お金の流れをコントロールすることができれば、可処分所得を大きく増やすことができる、と言います。

本書の内容を簡単にまとめると、要点は以下の2つになります。

  • サラリーマンは、控除を最大限使い切るべきだ。
  • プライベートカンパニーを立ち上げ、課税所得(所得税を計算するための必要な金額)をコントロールしよう。

本書は、今流行りの「副業で月収○○万円」「専業主婦が○○万円の資産を作った方法」などという書籍とは全く違います。

もっと堅実で本質的な「お金の流れ」について説明したものです。

世の中のあらゆる仕組みとは、無知の者には容赦ありません。そしてそれは、税制に関しても例外ではないのです。

給料が増えないのなら、税金・社会保険料の負担が増すばかりであるのなら、そのことを嘆くよりも、そこからどうにか抜け出す道を探すしかありません。人は学び続けることによってのみ、自らの生活を守ることができるのでしょう。

ぜひあなたも、本書を読んで正しいお金の知識を身につけてください!

感想

なぜプライベートカンパニーを作るべきなのか?つまり、プライベートカンパニーのメリットとは何なのか?

それを考える上では、どうやら「課税所得」がキーワードになるようです。

本書では、説明をわかりやすくするために、次のような例を使って説明していました。

「サラリーマンは100円の収入で100円のノートを買うことができない。一方、プライベートカンパニーは100円の収入で100円のノートが買える。」

どういうことでしょうか?

まず、なぜサラリーマンが100円のノートを買えないのか。サラリーマンが100円の給与所得を得たとして、そこから税金や社会保険料(仮に20%)を引かれると、手元に残るのは80円です。確かにこれでは、100円のノートは買えません。逆算すると、100円のノートを買うためには、125円の給与所得が必要になります。

一方、プライベートカンパニーの場合はどうでしょうか?プライベートカンパニーで125円の事業収入があったとすると、100円のノートは経費として計上できるので、課税対象となるの、残りの25円になります。

125円の給与所得では、ノートを買ったあと1円も残らなかったのに、プライベートカンパニーの場合は、25 – (25 × 0.2) = 20円が手元に残ることになるのです。

要するに、モノを買うのが、”税引前”なのか”税引後”なのかが、大きな違いを生み出します

いろいろなモノを経費として計上できるプライベートカンパニーでは、同じ収入でも可処分所得を増やすことができるのです。


 

これを知って「なるほどなぁ」と思った例があります。それは最近話題のYouTuberです。

今や、トップレベルのYouTuberになると、年収数億円を超えることも珍しくないのだと言います。それだけ収入が増えれば、それに応じて課税額もかなりの額になるでしょう。

おそらくその課税を逃れるためなのでしょうが、最近のYouTuberは高額な買い物をしたり、大規模なイベントを開いたりする動画を多く上げるようになっています。

そうすることで、その高額な買い物の支払いやイベント開催料を”動画制作費”という名目で、経費として計上することができるのでしょう。

結果として、課税対象になる収入は減り、良いモノを手に入れながらも、払う税金は減らせるという仕組みになっています。

やはりお金持ちになる人は、きちんとお金の仕組みについて勉強しているようです。私も正しいお金の知識を身に付けていかなければならないと感じました。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

お金の仕組みについて厳密に説明しているので、「手早く簡単に」という内容ではありません。ところどころ内容が難しい箇所もあります。しかし、だからこそ読む価値がある本だと感じました。

好むと好まざるに関わらず、私たちが生きていく上で「お金」を欠かせない存在です。それなのに、私たちはお金について正しい知識をほとんど持っていません。ぜひ本書を読んで、それをきちんと学んでみませんか?

こんな人におすすめ

  • 「給料が上がらず、苦しい生活を強いられている」という人
  • 「将来のためにある程度の資産をつくっておきたい」という人
  • 「お金の仕組みについてきちんと学びたい」という人

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