第254回 ポール・ハマーネス他『ハーバードメディカルスクール式 人生を変える集中力』

ポール・ハマーネス他『ハーバードメディカルスクール式 人生を変える集中力』

皆様、こんにちは。本日は、ポール・ハマーネス他『ハーバードメディカルスクール式 人生を変える集中力』(文響社)をご紹介したいと思います。

内容紹介

人間の脳と「思考を整理する法則」は強力なツールで、技術がどれほど進歩しようと対応を可能にしてくれる

地球で生みだされる情報量の多さに圧倒される必要はない。それどころか、本書で説いた冷静さ、集中力、柔軟性さえあれば、じっくり考えた上で好きな情報を取り込むことができる。

ポール・ハマーネス他『ハーバードメディカルスクール式 人生を変える集中力』

  • 「仕事に集中しようと思っても、ついついスマホに手が伸びてしまう」
  • 「整理整頓が苦手で、忘れ物やなくし物が多い」
  • 「いつも忙しく動き回っているのに、ほとんど成果を生み出せていない」

そんな人たちに本書をおすすめします。

もはや言い古された表現ですが、現代はこれまでにないほど”情報過多”の時代です。皆が、日々洪水のように押し寄せてくる情報を処理するのに必死になっています。

”情報過多”が我々に及ぼす悪影響とは何なのか?

それは「集中力不足」です。

絶え間なく更新されるSNS、すぐに処理しなければならない大量のメール、突然任される面倒な雑務。そんな具合に、今私たちが処理しなければならない情報は、明らかに集中力の限界を超えています。

集中力が低下するとどうなるのか。それは、もはや説明するまでもないでしょう。おそらくその悪影響は、あなた自身が一番よくわかっているはずです。

しかし安心してください。

嬉しいことに、私たちの脳は、私たちが思っているよりもずっと優れた機能を備えています。少しの工夫で、誰もが、感情を抑え、さっと頭を切り替えて当面の問題に集中する能力を持っているのです。

本書では、そんな意識のあり方を学んでいきましょう。

本書では脳の重要な機能を、「思考を整理する法則」と題して次のように説明しています。

  • 動揺を抑える…自分の感情を意識的にコントロールし、目の前の仕事に集中する能力。
  • 集中力を維持する…計画を立てて自分の行動を調整し、段取りよく物事を成し遂げる能力。
  • ブレーキをかける…行動や思考を適切に抑制したり中断したりできる能力。
  • 情報を再現する…注意を向けた情報を蓄え、分析と処理を行う能力。
  • スイッチを切り替える…し早く柔軟にある作業から別の作業に切り替える能力。
  • スキルを総動員する…以上5つの能力を巧みに組み合わせて問題解決は図る能力。

高度で複雑な脳のパフォーマンスを最大まで上げるきっかけは、 実は「単純な行動」だった!

ぜひ、あなたも本書を読んで、「人生を変える集中力」を手に入れてください!

感想

私が本書を読んで、一番印象的だと感じたのは、「マルチタスクの悪影響」に関する部分でした。

結局のところ、「生産性の面で、マルチタスクにメリットは何一つない。本当に生産的な仕事をしたいのであれば、シングルタスクに徹底するしかない。」という内容を本書でも語っています。

このこと自体は、それほど目新しい知識ではありません。

当ブログでも以前にそのような内容の本をご紹介しました。勉強の熱心のビジネスパーソンの方ならば、どこかで聞いたことがあるでしょうし、経験的に理解しているという方もきっといるはずです。

ただ、個人的に思うのですが、この「マルチタスクよりシングルタスクの方が良い」という主張には、「マルチタスクなんていう難しいことをやらずに、シングルタスクを徹底すればいいのに」というニュアンスが含まれているような気がします。

つまりどういうことかというと、「マルチタスクはシングルタスクよりも難しい」。

同じ意味ですが、「シングルタスクはマルチタスクよりも簡単だ」と思われることが多いのではないでしょうか?

これは全く逆だと、私は思います。

つまり、「シングルタスクはマルチタスクよりも圧倒的に難しい」です。

まず、一つのことだけにずっと集中し続けるというのが、そもそも難しいと思いませんか?それができれば、確かに生産性は上がるのかもしれませんが、言葉でいうほど簡単ではありません。

さらに言うと、シングルタスクにはかなり優れた計画性が求められると思います。限られた時間で、多くの仕事をひとつひとつ処理していかなければならないとなると、作業にかかる時間をきちんと見積もり、順序よく処理していく必要があります。

しかし、ほとんどの人がそうできません。結果的に、とりあえずやるべき仕事に手当たり次第飛びつくマルチタスクになってしまうのではないでしょうか?


 

「生産性を上げたいのなら、マルチタスクではなくシングルタスクに徹するべきだ」という主張は、まさにその通りなのだと思います。

しかし、これでは「仕事ができるようになりたいのなら、能力を高めればいい」と言っているのとほとんど変わりないのです。

「そのやり方がわからないんだ」「それができれば苦労しない…」、大方の感想はそんなところでしょう。

「マルチタスクは非効率なのに、なぜ多くの人が止められないのか?」そこには、そんな理由があるのだと思います。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

大変おすすめです。集中力を高め、仕事のパフォーマンスを向上させるヒントがいっぱいです。

まだ出版後まもない本で、Amazonでのレビューもありませんが、私は自信を持ってお勧めします。本書の購入のための参考になれば幸いです。

こんな人におすすめ

  • 「集中力を高めたい」という人
  • 「仕事の生産性を向上させたい」という人

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