第253回 山口周『外資系コンサルのスライド作成術 図解表現23のテクニック』

山口周『外資系コンサルのスライド作成術 図解表現23のテクニック』

皆様、こんにちは。本日は、山口周『外資系コンサルのスライド作成術 図解表現23のテクニック』(東洋経済新報社)をご紹介したいと思います。

山口周『外資系コンサルのスライド作成術 図解表現23のテクニック』

内容紹介

筆者は長きにわたりコンサルティング・ファームにおいて新卒学生・中途採用者のトレーニングを担当してきましたが、その経験から「スライド作成の技術」は訓練によって大変高いレベルに到達できることを確認しています。

この点は、ロジカル・シンキングや発想力のように、生まれつきの天分に大きく左右される能力と非常に対照的です。

なぜ、「スライド作成の技術」は後天的に訓練できるのでしょうか。

一言でいうと「明文化できる」からです。

明文化できるということは、言葉にして人に伝えられるということです。

そして、本書で筆者が皆さんにお伝えしたいと考えているのが、まさに明文化された、その「スライド作成の技術」なのです。

山口周『外資系コンサルのスライド作成術 図解表現23のテクニック』

「スライド作成の技術」がなぜ重要なのか?筆者は、その理由をおよそ次のように説明しています。

現代は、かつてないほどにグローバル化が進展した時代です。それはそのまま、文化や価値観を異にする人々と協働し、成果を生み出さなければならない時代であることを意味します。

これまでのように、日本国内にとどまって日本人同士でビジネスをするのであれば、互いに文脈も共有していますし、いざとなったら口頭でフォローすればよかったので文書の不備をいくらでも補うことができました。

しかし、グローバルコミュニケーションにおいてはそうはいきません。

あなたの考えを文書だけで伝えることができなければ、その内容がどんなに優れていたとしても、仕事上の成果はゼロになってしまうのです。

少々大げさな言い方かもしれませんが、今や「スライド作成の技術」は英語やロジカルシンキングと並んで、ビジネスパーソンに求められている大切な能力です。

嬉しいことに、「スライド作成の技術」は後天的に身につけることができる、と筆者は言います。

先天的なセンスや才能がかなり影響する英語やロジカルシンキングとは違って、どんな人でも適切な訓練を積めば、かなり上手にスライド作成ができるようになるのです。

あなたは、自分の「スライド作成の技術」に自信がありますか?

スライド作成の”プロ”が語る「スライド作成の技術」を、あなたも身につけましょう!

感想

スライド作成の基本として、まず最初に教え込まれるであろう原則が「1スライド1メッセージ」

多くの場合、この原則は、「1枚のスライドに2つも3つも主張を書いてはいけない」という意味で使われるのかと思います。

しかし、「1スライド1メッセージ」という原則は、「1枚のスライドに主張をたくさん入れすぎてはならない」という意味より、「1枚のスライドには、きちんと1つの主張を書かなければならない」という意味で捉えるべきだ、と個人的には思います。

つまりどういうことかというと、私たちがスライドを作成しようとするとき、かなりの確率で「メッセージのないスライド」を作ってしまってはいないか?ということです。

それっぽいグラフや調査の結果をスライドに書くまでは良いものの、事実の記述にとどまってしまい、「その事実からどういうころが言えるのか?」というレベルまで踏み込めていないことがほとんどではないでしょうか?

スライド作成においては、何よりもまず「主張をきちんと書く」ことを意識しなければならないのでしょう。


 

ためになった知識は他にもたくさんあります。

ページをめくるたびに「なるほどな」と思わせられるほどです。

しかし、本書を読んで「スライド作成の技術」を知ったからといって、それが実践できるかというのは、また別の話です。

筆者も話していましたが、スライド作成を上達させたいのであれば、自分で手を動かして実践を積み上げるしかないのです。

本書を参考書代わりに、少しずつスライド作成の技術を高めていければいいと思います。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

Amazonでの評価はかなり高いですが、私からもかなりおすすめです!

特に日常的にスライド作成をなされる方は、読んで損することはないでしょう。

こんな人におすすめ

  • 「もっと上手なスライドを作りたい」という人
  • 「コンサルタントが実践するスライド作成術を知りたい」という人
  • 「説得力のあるプレゼンをしたい」という人

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