第252回 ティナ・シーリグ『スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義』

ティナ・シーリグ『スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義』

皆様、こんにちは。本日は、ティナ・シーリグ『スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義』(CCCメディアハウス)をご紹介したいと思います。

内容紹介

この本の狙いは、クリエイティビティとは何か、起業家精神とは何か、わかっていることをまとめ、それらをだれでも再現できる形に定義することで、学んだり、教えたり、実践したりできるようにすることにあります。

イノベーションと起業家精神は、個人やチーム、組織、そして社会全体のあらゆるレベルで必要とされる強力なツールです。

このツールがあれば、私たち一人ひとりが責任とやる気をもって、組織を変革し、社会の喫緊の課題に取り組むことができるようになるはずです。

ティナ・シーリグ『スタンフォード大学 夢をかなえる集中講義』

自分がこうありたいと思い描く未来にたどり着くには、3つのことが必要だ。

第一に、起業家的な心構え。快適な場所から離れ、失敗することをいとわず、不可能なことなどないと呑んでかかり、輝くためにあらゆるチャンスを活かすようにする姿勢。

第二に、途中でぶつかざるを得ない問題を解決し、チャンスを活かすためのツール。観察力を磨いて知識を増やすこと、ばらばらのアイデアを結びつけ、組み合わせること、問題を捉え直すこと、最初に思いついた答えを乗り越えることによって想像力をふくらまらせれば、あらゆる問題を解決できる。

第三に必要なのが、ひらめきを形にするための明確なロードマップ

本書で書かれているのは、まさにこの3つ目、つまり「何もないところからアイデアを生み出し、それを形にする方法」です。

筆者曰く、アイデアを形にするには、次の4つのスキルが必要だと言います。

  1. 想像力……存在していないものをイメージする力
  2. クリエイティビティ……想像力を駆使して課題を解決する力
  3. イノベーション……クリエイティビティを発揮して独創的な解決策を編み出すこと
  4. 起業家精神……イノベーションを活用してユニークなアイデアを形にし、ほかの人たちの想像力をかきたてること

本書では、これらの能力を具体的にどのように育んでいくべきかについて学ぶことになるでしょう。

「イノベーション」や「起業家精神」という言葉が出てきますが、これは何もビジネスを興そうとしている人のみを対象にした本ではありません。

「夢をかなえたい」「自分が理想とする未来を実現させたい」。そう願う全ての人に本書をおすすめします!

感想

アイデアを形にするために、まず必要な能力、それは「想像力」だと筆者は言います。

そして、想像力を身につけるためには、何か一つのことにどっぷりと浸かること、今あるものに代わるものを思い描けることが必要なのだそうです。

しかし、「何か一つのことにどっぷりと浸かる」というのは、言葉で言うほど簡単ではありません。

特に若い人たちに多いのですが、私の周りにも「自分が好きなこと・やりたいことが分からない」と悩んでいる人は、実に多いのです。

「自分の好きなこと・やりたいこと」とは一体どうやって見つけるべきなのか?

嬉しいことに、筆者はその具体的な方法を教えてくれていました。

人生のさまざまな側面に言えることですが、最初から好きになる一目惚れは滅多にないものです。

人でも職業でも何かの課題でも、深く知れば知るほど、情熱をもち、のめり込むようになります。

つまり、何にでも興味を持って、いろいろな世界に飛び込んでみろ、ということでしょう。

「この世界には、自分が好きになれることが絶対にあるはずだ。それさえ見つかれば、自分はもっと豊かに生きられるのだろう。でも、その『好きになれること』とは一体どこにあるのだろうか…?」

「自分が好きなこと・やりたいことが分からない」という人たちは、おそらくこのように考えているのでしょう。

厳しいことを言うようですが、まさにこの考えがダメなのだと思います。

これでは全く順番が逆です。「好きだからやってみる」のではなく、「やってみるから好きになれる」と言うのが正しいはずです。

要は、「自分が好きなことが分からない」と言う人は、結局「何もしていない」人ということになります。

そんな言い方をされたら、なんだか悔しいと思いませんか?

私は悔しいです。だからこそ、「自分は何がやりたいのだろうか…」「自分の好きなことが分からない」などとは、絶対に言いたくありません。

自分の将来に少し不安を感じていたこの時期に、本書に巡り会えたことは本当に幸運です。

「好きなことを見つけるには、まず旺盛な好奇心を持って、いろいろなことに挑戦してみる以外に方法はないのだ」。また大切な学びを得ることができました。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

読んでいると勇気とやる気が湧いてくる、そんな内容の本でした。

『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』『未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II』とのシリーズ作品ですので、そちらも合わせて読まれると良いかもしれません。

こんな人におすすめ

  • 「夢をかなえたい」という人
  • 「今の自分を変えたい」という人
  • 「自分が思い描く理想の未来を実現させたい」という人

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