神社昌弘『スピリチュアルが教えてくれたこと 』
皆様、こんにちは。本日は、神社昌弘『スピリチュアルが教えてくれたこと 』(やしろ出版)をご紹介したいと思います。

内容紹介
それまでの僕は、死後の世界を知れば、怖いものが無くなると思っていた。
スピリチュアリズム(精神主義/心霊主義)を学べば、安心できると思っていた。
だから、二十年間も追究してきた。
でも、そこに僕の求める「特別な答え」はなかった。「安心」もなかった。そこにあったのは、『さぁ、どうするか?』だった。
そして、僕はスピリチュアルが大嫌いになった。
でも、同時に大好きだとわかった。
なぜなら、スピリチュアルの本質を理解して、「いまここ」が愛おしくてたまらなくなったからだ。
いまの僕なら、ありのままを伝えられると思う。
神社昌弘『スピリチュアルが教えてくれたこと 』
スピリチュアル(spiritual)とは、日本では、主に「霊的なものを扱う分野」を指して使用されうことが多いです、
そしてスピリチュアルリズムとは、「精神主義」や「心霊主義」などの意味を持ち、生命の死後存続や霊魂のか科学的根拠に基づく思想や前世哲学です。
筆者はこれまで、20年という月日をかけて、日本とイギリスでスピリチュアルリズムを学んできたと言います。
そして、スピリチュアルリズムの本質は、霊的な超常現象などではなく、魂が永遠であることを証明して「いまここ」を全力で生き切るための智慧だと気づいたそうです。
「スピチュアル」と言われても、実際ほとんどの人にとってそれは馴染みの薄いものであるはずです。
「正直、よく分からない」「なんだか怪しい気がする」というのがおそらく正直な感想で、もっと悪くすれば「そんな言葉初めて聞いた」という人もきっといるでしょう。
本書では、そのような人にも配慮して、スピチュアリズムの専門用語は一切使われていません。
というよりも、スピリチュアルリズムそのものに触れられている部分はそれほど多くありません。
その内容は、スピチュアルを長年学んで筆者が気づいた、「私たちがもっと豊かに生きていくための方法」と言うべきでしょう。
少なくとも日本では、「スピチュアル」「スピチュアリズム」と言うと、霊的な超常現象ばかりが取り上げられ、その本質を知ることはできません。
本書を通して、「スピリチュアルとは一体なんなのか?」、そしてそこから「もっと自分らしく自由に生きていくにはどうすればいいのか?」を学んで生きましょう。
日々の生活で「なんだか生きづらさを感じる…」と思われている方には、ぜひおすすめの一冊です!
感想
「後悔は傲慢だ」
そんな印象的な言葉がありました。これは筆者の亡き父が送った言葉だそうです。
あなたにもかつて大きな失敗をして、今でも悔やんでいることが一つくらいあるのではないでしょうか?私にはあります。
ただ考えてみれば、後悔とは、今できるようになった自分が、過去のできなかった自分を振り返って、ジャッジしていることです。
もし今の自分が、過去の自分の前に行って「やめておいた方がいい」「絶対に失敗する」と言うことができても、過去の自分はきっと言うことを聞かないでしょう。
さらに言えば、後悔とは結果論に過ぎない考え方だと私は思います。
「失敗した」という結果を知っているからこそ、「やめておけばよかった」「馬鹿だった」と思うだけで、挑戦しようとしているまさにその時は、失敗を恐れず挑戦するのが一番賢い選択だったはずなのです。
それなのに、失敗したからといって、「やめておけばよかった」と言い出すのは、確かに傲慢としか言えません。
これは筆者の言葉ですが、私たちは、なぜか100点満点の行動ができると思い込んで生きているが、そもそも100点満点の生き方なんてできるはずがありません。
それなのに、それを基準に勝手に生きているから「後悔」が生まれてしまうのです。
これを読んで私は、もうできなかった自分を責めるのはやめようと思いました。
もし何かに失敗した時は、もう二度と同じ失敗をしないように反省だけして、あとはきれいさっぱり忘れてしまうことが、豊かに生きる道なのかもしれません。
評価
※個人的な評価となります。
総合評価:
Amazonでの評価はとても高かったのですが、個人的な評価は「普通」といった具合です。もちろん良い内容ではあるのですが、おそらく期待値が高過ぎました。
こんな人におすすめ
- 「なんだか生きづらさを感じている」という人
- 「自分らしく自由に生きたい」という人
- 「スピリチュアルに興味がある」という人
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