第221回 尾原和啓『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』

尾原和啓『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』

皆様、こんにちは。本日は、尾原和啓『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』(幻冬社)をご紹介したいと思います。

内容紹介

社会とテクノロジーが進化しても、人間の身体の形はほとんど変わっていません。しかし、その人間を動かすガソリンである、モチベーションの形というの革命的に変わってきているのです。

モチベーションの変化は目に見えないものですが、この「モチベーション革命」を捉えられなければ、自分をドライブできないし、チームとしても仕事と人をうまく動かすことはできません。

本書をは未だに誰も言語化できていない「モチベーション革命」の全貌を把握するために生まれた本です。

尾原和啓『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』

出世するため、お金のため、モテるため、美味しい食事やワインを楽しむために、人生まるまる仕事に捧げる上司を見て、「自分はこれはなれない」「自分はこうはなりたくない」と思ったことはないでしょうか?

今、「なんのために頑張るのか」という仕事に対する価値観が大きく変わりつつあります

今の若い世代の人々のことを、筆者は「乾けない世代」と呼んでいました。

私たち(私もその世代なので、こう書かせていただきます)には、生まれた時から「ないもの」が存在しません

生まれた頃から何もかもが揃っており、埋めるべき空白がないので、それを物や地位で埋めようと必死になることができないのです。

アメリカの心理学者であるマーティン・セリグマンの説によると、人間の欲望は「達成・快楽・意味合い・良好な人間関係・没頭」の5つから成るといいます。

上司世代の人間は、前の2つ、つまり「達成」「快楽」を強く欲しました。彼らにとっては、必死に働いて、そのご褒美として、美味しい食事を食べ、高級ワインを飲み、キレイな女性と一夜を共にするといった「身体的・心理的・社会的な快楽」が幸福の形だったのです。

一方で、「乾けない世代」である我々は、後ろの3つ、「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」を重視します。

快楽のために必死になるのではなく、とことん”自分の好きなこと”を追求したがるのです。

そしてこれからは、この”自分の好きなこと”を追求することによってのみ、「新しい価値」を生み出していけると筆者はいいます。

AIやロボットの発達により、効率的・合理的な作業において人間は価値を生み出せなくなっていきます。

だからこそ、「他人から見れば非効率かもしれないが、私はどうしてもこれをやりたい」という気持ちが、モチベーションになり、「新しい価値」を生み出していくのです。

本書を通して、「乾けない世代」が、どのようにモチベーションを高め、世の中を動かしていくべきなのかを学びましょう。

感想

AIやロボットの発達により、人間が効率的・合理的な作業で価値を生み出せなくなる時代では、非効率かつ非合理的な「偏愛」のみが、「新しい価値」を生み出し得る。

筆者はそのように主張していましたが、これがとても印象的でした。

皆様の中には「そんなのでは食べていけないから、もっと現実を見なさい」と親や教師をから言われて、「自分の好きなこと」を断念してしまった人もいるかもしれません。

しかし、これからの時代では「自分の好きなこと」を諦めずに済む、いやむしろ、それを追求してこそ「新しい価値」が生み出せるというのですから、これはもう喜ばしいことです。

これは私の勝手な予想ですが、これからの時代「好きなことで生きていく」はもっと簡単になっていくのではないかと思います。

AIやロボットが単純作業を代替するようになるということは、人間の労働時間がその分減るということです。そうなれば、「好きなこと」にかけられる時間はますます増えていくはずです。

そしてまた、インターネットが我々の強い味方になってくれます。

YouTuberと言われる人たちは「好きなことで生きていく」の典型的な例です。彼らはYouTubeというツールを使ってエンターテイナーのあり方を変えました。

もはやテレビに出ている芸能人やタレントだけがエンターテイナーではなくなったのです。今やYouTuberも人を喜ばせることを生業にした立派なエンターテイナーです。

それと同じように、動画サイトやSNSを使えば、「料理本を出す人だけが料理研究家なのではなく、誰もが料理研究家になれる時代」「テレビに出演したり、全国ツアーを回る人だけがミュージシャンなのではなく、よりたくさんの人が自分の曲を聴いてもらえる時代」になっています。

人が最も喜び・幸せを感じるのは「何かに没頭している時」だとも言います。

これからの時代は、世の中に新しい価値を生み出すためにも、また自分の幸福度を高めるためにも「好きなこと」を追いかけるのが大切なのだと学びました。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

今の10代〜30代ぐらいの人には是非読んでいただきたい本です。

筆者のいう通り、今まさにモチベーションのあり方が変わりつつあります。自分のモチベーションの正体をきちんと理解し、扱うことこそが、この世の中を動かす、最大の武器になっていくでしょう。

「何のために働くのだろうか?」と少しでも疑問を感じている人に是非おすすめします!

こんな人におすすめ

  • 「何のために働いているのだろうか?」と疑問を感じる人
  • 「『好きなことだけで生きていく』を実現させたい」という人
  • 「これからの新しい働き方を学びたい」という人

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