第220回 高田明和『脳科学医が教える他人に敏感すぎる人がラクに生きる方法』

高田明和『脳科学医が教える他人に敏感すぎる人がラクに生きる方法』

皆様、こんにちは。本日は、高田明和『脳科学医が教える他人に敏感すぎる人がラクに生きる方法』(幻冬社)をご紹介したいと思います。

内容紹介

私と同じように生きづらさを感じながら、その原因がわからずに苦しんでいる人、あるいは、人より敏感であることに気づきながら、苦しみをどう解消していいかわからず悩んでいる人は、きっと大勢いるはずです。

そんな人探たちに勇気を与え、自信を持って生きるためのお役に立てれば、と本書したためました。

ですから、できるだけ具体的に、多くの対処法を盛り込んだつもりです。

「生きづらさを感じながらも生きてきた」私の経験が、同じように敏感な人の力になれば幸いです。

高田明和『脳科学医が教える他人に敏感すぎる人がラクに生きる方法』

「どうしては自分は人付き合いが苦手なのだろう?」「どうして自分はこんな小さいことに悩んでいるんだろう?」「どうして自分は他の人と同じように生きれられないのだろう?」

こんなふうに悩むことはありますか?

心理学の分野には「HSP(Highly Sensitive Person)」という概念があります。日本語では、「非常に敏感な人」という意味です。

この概念を生み出したエイレン・R・アーロンは博士によれば、世界のおよそ20%、つまり5人に1人が、残る80%よりも敏感で、刺激に対して非常に反応しやすい気質をも生まれながらに備えているのだと言います。

「5人に1人」というのは結構な割合です。あなたが「HSP」であっても何ら不思議ではないのです。

「HSP」という概念はある意味で衝撃的です。なぜなら、生きづらさの原因となっている「敏感な気質」は生まれながらのもので変えようがないからです。

ちょうど薬を飲んでも、身長が低いことや瞳が黒いことが変わらないように、この「敏感な気質」も治療することはできないのだと言います。(というより、「HSP」は必ずしもネガティブな気質なわけではありません。)

それなら「敏感な気質」のせいで悩まされている生きづらさは一生解決できないのか?

いいえ、そうではありません。

確かに「気質」は生まれ持ったもので変えようがないでしょう。しかし、「性格」や「考え方」は後天的なもので、内向的や臆病、自信がないといった性格やものの考え方は変えることができます

本書はその方法を解説した本です。

「他人よりも小さなことを気にしてしまうせいで、どこか生きづらさを感じている」という人にはもちろんおすすめの内容です。

しかしそれだけではなく、「世の中にはそういう人もいるんだ」と気づくためにも、ぜひ多くの人に読んでいただきたいと感じます。

感想

本書では、筆者の経験をもとに、敏感であるが故の苦しみや悩み、つらい経験がたくさん紹介されていました。

初めてそれを読んだ時の正直な感想は、「そんな小さなこと、何もそこまで悩まなくてもいいのではないか…」というものです。

しかし、「HSP」の人が小さな刺激に過敏に反応してしまうのは、生まれ持った気質なわけですから、致し方ありません。

ちょうど目が良い人には、目が悪い人の感覚がわからないのと同じでしょう。

私は「世の中には生まれ持った気質のせいで苦しんでいる人がいる。その人の気持ちを理解してより生きやすい世の中を目指そう。」などという綺麗事をいうつもりはありません。

なぜなら、「人の気持ちを理解する」ことなど不可能だからです。

そうではなくて、「世の中にはそういう人もいるんだ」ぐらいの認識はすべきなのではないか、と言いたいです。

「正直、あの人は何考えてるか分からないから付き合いづらい。でも、自分は自分だし他人は他人なのだから、あまり他人の考え方には干渉しないでおこう」程度の考え方でもいいでしょう。

「敏感な気質」を持つ人は、世界のおよそ20%、つまり約5人に1人と言われています。

「5人に1人」というのは結構高い割合ではないでしょうか?40人のクラスであれば、1クラスに8人ほどいることになります。

繰り返しますが、残り80%の人間が、その20%の人の気持ちを理解することは不可能でしょうし、更に言えば、その必要もないと思います。

残り80%の人間に求められていることは、「HSP」という概念が存在することを学ぶことだと思います。

私は本書を読んでそれを学ぶことができました。これからそういう人に出会っても、寛容に受け入れられそうです。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

本書のタイトルは『脳科学医が教える他人に敏感すぎる人がラクに生きる方法』。読む前は自分にも参考になりそうなことが多い気がしていましたが、どうやら私は本書の語る「他人に敏感すぎる人間」ではなかったようです。それでも本書を読んでたくさんのことを学びました。

「小さなことに悩みすぎるせいで生きるのがつらい」と悩んでいる方には、大きな力となる本ではないかと感じました。

こんな人におすすめ

  • 「小さなことに悩みすぎるせいで生きるのがつらい」という人
  • 「自分の周りに些細なことですぐに悩んでしまう人がいる」という人
  • 「敏感な人との付き合い方を学びたい」という人

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