第203回 Kevin Carroll・Bob Elliott『ビジネスは30秒で話せ!』

Kevin Carroll・Bob Elliott『ビジネスは30秒で話せ!』

皆様、こんにちは。本日は、Kevin Carroll・Bob Elliott著、高松綾子訳『ビジネスは30秒で話せ!』(すばる舎)をご紹介したいと思います。

内容紹介

人生は常に本番である。

エレベーターの中だろうと、廊下を歩いていようと、電話会議だろうと、壇上でのスピーチだろうと、いつでも自分の言いたいことをハッキリ伝えられるように普段から準備しておこう。

Kevin Carroll・Bob Elliott『ビジネスは30秒で話せ!』

あなたは自分の「話す力」に自信がありますか?

プレゼン、スピーチ、電話対応…。いずれ多くの人が苦手なはずです。

「エレベーターで偶然社長に出会ったとき」「パーティで突然スピーチを頼まれたとき」「重要なプロジェクトのプレゼンを任されたとき」、あなたは簡潔に話をまとめ、うまく自分の考えを伝えることができるでしょうか?

話すことの目的はただ一つ。自分の考えや話を、聞き手にきちんと理解させ、納得させることです。

しかし、それを拒む大きな障害がいくつかあります。

まずは言うまでもなく、自分の考えを論理的にかつ簡潔にまとめて話すことが難しいという問題です。

これについては、世の中にたくさんある”トーク術”、”プレゼン術”、”論理思考”などの書籍を参考にすれば、解決できないこともないでしょう。

しかし、忘れてはならない乗り越えるべき障害がもう一つあります。

今度はあなたが話す側ではなく、聞く側になったときをイメージしてみてください。

誰かの話を聞いていれば、「あの人は何を話しているんだろう?」「いつもまで話してんるんだ。早く終われよ。」「「結局、この人は何が言いたいんだろうか?」と必ずや思うはずです。

そう、論理的にかつ簡潔に話すことはそれ自体難しいのにも関わらず、それに加えて、聞き手側に話を聞くための集中力が圧倒的に不足しているという問題があります。

そんな「話し手が圧倒的に不利」の状況で、自分の言いたいことを的確に伝えるにはどうしたら良いのでしょうか?


 

その答えとして、筆者は「ダイヤモンド・モデル」という、シンプルでユニークな話し方のモデルを紹介しています。下図をご覧ください。

これが「ダイヤモンド・モデル」の概要です。

このモデルに沿って話を進めるだけで、自分の話を論理的にかつ簡潔にまとめることができると筆者は言います。

このモデルについての詳しい説明は本書に譲ることにしますが、その内容は秀逸でした。

「話す力」について、ここまで具体的な方法論を提示している書籍は他にないでしょう。

「人前で話す機会が多い」「話をするのが苦手だ」「いつも話が長くなり、まとまりがなくなってしまう」という方々に、ぜひおすすめします!

感想

自分のメッセージを相手に伝えるには、自分が言いたいことだけでなく、相手が何を知りたいのかということを念頭に置かなければならない。

言われても見れば、当たり前だと思いませんか?

しかし、我々はこのことをなかなか実践できていません。

上にも書きましたが、話すことを難しくさせている理由のひとつに、聞き手の集中力が圧倒的に不足しているという事実があります。

これは私なりに思うことですが、それは「人が良くも悪くも自分の利益しか考えていないから」なのではないかと思います。

つまり、聞き手としては他人の話など別に聞きなくもないのです。

それなのに、わざわざプレゼンやトークの場に足を運ぶのは、ただただ自分の欲しい情報が得られるからです。

あなただって、何か知りたいことをネットで調べるとき、ページを全部読んだりすることなど決してせず、欲しい情報が手に入ったら、すぐにブラウザバックという具合なのではないでしょうか?

あなたがそうなら、きっとみんなもそうです

だからこそ、我々が話し手に回ったときは、「相手は自分の話など聞きたくない」ということをきちんと認識し、「相手が知りたがっていることはなんだろうか?」と常に考えることが大切なのでしょう。

私も日々こうしてブログを執筆し、皆様に情報を発信している身なので、はじめに引用した言葉は耳が痛い思いでした。

これからは、「自分が何を語りたいのではなく、相手が何を知りたいのか」をより一層意識して、ブログの執筆に励みます。

(もしこの記事に知りたい情報がなかった場合にはお詫びします。申し訳御座いませんでした(笑)。)

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

論理的にかつ簡潔に話をまとめる方法を、ここまで具体的に説明している書籍は珍しいです。大変参考になりました。

本書の内容の一つひとつは言われてみれば当たり前と思うことが多いです。しかし、それが実践できているかというのはまた別の話でしょう。

”話し方の教科書”として手元に一冊あると心強いです!

こんな人におすすめ

  • 「人前で話す機会が多い」という人
  • 「人前で話すのが苦手だ」という人
  • 「スマートな話し方を身に付けたい」という人

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