第189回 ケビン・クルーズ『1440分の使い方 成功者たちの時間管理15の秘訣』

ケビン・クルーズ『1440分の使い方 成功者たちの時間管理15の秘訣』

皆様、こんにちは。本日は、ケビン・クルーズ『1440分の使い方 成功者たちの時間管理15の秘訣』(パンローリング)をご紹介したいと思います。

内容紹介

大成功した人々はToDoリストによる優先順位の管理などしない。

複雑なメソッドに従うこともなければ、ロジック・ツリーを見ながら意思決定することもない。

実は、時間のことは大して気にかけておらず、その代わり、価値や優先順位、継続的な習慣を重視しているのだ。

時間管理の方法は十人十色だが、共通のテーマは存在する。

そのテーマに本気で取り組めば、たったひとつの「秘訣」でキャリアや人生が一変する可能性もあることに気づくだろう。

ケビン・クルーズ『1440分の使い方 成功者たちの時間管理15の秘訣』

世の中のたいていの人は時間管理を改善したいと望んでいます。

おそらくあなたもその一人であり、生産性が向上し、時間が増えるようなアドバイスやツール、仕組みを求めていることでしょう。

しかし、時間と生産性に関して言えば、重要なことはたった一つ、戦術でも奇術でもなく、思考の転換だ、と筆者は語ります。

言うまでもありませんが、時間は我々にとって最も重要な資源です。

「はいはい、時間の重要性ね。もう十分わかっているよ。今更そんなことを言うな。」

あなたはひょっとしたらそう思っているかもしれません。

しかし、その思いを生活の中で実行に移しているでしょうか?

多くの人が、お金を稼ぐためであればせっせと働き、少しでも安く済むとなれば必死に節約しようとします。

財布を外に置きっぱなしにすことなどありませんし、ましてやお金をタダで他人に与えるようなことなど決してしないでしょう。

それなのに、我々は時間に関しては無頓着です。時間が一番大切な資源であるというのに、日常的にそれは他人に盗まれるままになっています

本書のタイトルにもなっているように、一日はわずか「1440分」しかありません。

ならば、我々はもっと上手な時間管理と生産性向上の方法を身につけるべきです。


 

本書では、7人の億万長者、13人のオリンピック選手、29人のオールAの学生、そして239人の起業家。計288人への取材から導き出された、時間管理と生産性向上にまつわる15の秘訣を紹介しています。

そのいずれにも共通していることは、「本に書かれているような方法」を誰も実行していないことです。

例えば、時間管理において最も有名な手法に「ToDoリスト」があります。

しかし、ToDoリストとはやるべきことを記したリストではなく、”やれればいい”と思っていることを記すだけの、いわば「ウィッシュリスト」なのです。

現に、あなたのToDoリストにも実行されることなく、ずっと居座り続けているタスクがあるのではないでしょうか?

ある研究によると、ToDoリストの項目の41%は永遠に終わらないタスクなのだと言います。

つまり、ToDoリストは時間管理のツールとしては非常に不出来なものなのです。

ビル・ゲイツやウォーレン・バフェット、スティーブ・ジョブズが常にToDoリストを用意し、優先順位を決め「次は何だっけ?」と考えていたと本当に思いますか?

本書で学ぶのは、本物の成功者が語る、もっと実践的な時間管理と生産性向上の方法です。

感想

「時間管理と生産性向上のために最も重要なのは、手法ではなく、思考の転換だ」と筆者は語っています。

本書では、そんな哲学とともに、時間管理と生産性向上に関する考え方の秘訣を紹介しています。

中でも印象的だったのが、次の考え。

やるべきこと、やれることは、常に山ほどある。この事実を受け入れる。

私にはよくあることなのですが、毎日のToDoリストにタスクを詰め込みすぎ、結局は全て終わらないまま一日を終えてしまい、罪悪感を感じる

あなたにもそのような経験はないでしょうか?いやむしろ、今まさにそのような状況なのではないでしょうか?

そんな状況から抜け出すための方法は、「誰しもすべてをやることはできない」ことを受け入れ、完璧を求めすぎないことだと言います。

人間は良くも悪くも現状に満足しません。たとえ、ToDoリストのタスクが全て終わっても、やりたいこと、やったほうが良いことは山のように出てくるのです。

英語の勉強、資格の勉強、読書、運動、家族サービス…、いずれもやらないよりはやったほうが当然良いわけです。

また、職場である仕事を終えたからといって、やるべきことがなくなり暇になったという経験が何度あるでしょうか?おそらくほとんどないでしょう。

やはり、やるべきこと、やれることは、常に山ほどあります。

我々はこの事実を受け入れ、もっと気楽に生きていても良いではないでしょうか?


 

しかし、これには1つだけ条件があると考えています。

それは「自分にとって最も重要な仕事を終わらせていること」です。

本来やるべき仕事を永遠に先延ばしして、「全てのことはできないのだからしょうがない」と思うのはやはり甘えた姿勢です。

「将来の成長のために今まさに取り組まなければならない課題を最優先とし、後のことは最悪できなくても良い」。そんな姿勢が大切なのだと感じました。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

時間管理や生産性向上に関しては新たな視点を与えてくれるような内容でした。つまり、従来の時間管理や生産性向上に関する書籍とは一線を画する内容です。

本書で最も強調して述べらているのは、「時間管理や生産性向上にとって最も重要なのは、手法ではなく、思考の転換だ」ということです。

「本で紹介されている手法やツールを使ってみたが、結局うまくいかなかった」という人にはぜひお勧めします。

こんな人におすすめ

  • 「時間管理と生産性向上の方法を学びたい」という人
  • 「ToDoリストやシステム手帳など、いろいろなツールを試したが結局うまくいかなかった」という人
  • 「時間を有効活用する考え方を学びたい」という人

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