第187回 加谷珪一『お金持ちの教科書』

加谷珪一『お金持ちの教科書』

皆様、こんにちは。本日は、加谷珪一『お金持ちの教科書』(CCCメディアハウス)をご紹介したいと思います。

内容紹介

お金持ちの人たちに特有の思考パターンや行動原理というものが存在することは、ある程度はっきりしてきた。

また、資産を形成しやすいキャリアというものがあることも分かってきた。

筆者は自分自身にもそれを応用することで、大資産家というわけにはいかなかったが、何とか富裕層の仲間入りを果たすことができた。

本書は、こうした法則性をわかりやすく解説したものである。

加谷珪一『お金持ちの教科書』

「お金持ち」と聞いて、あなたはどのような人物をイメージしますか?

「年収が1000万以上の人」「土地や金融資産を1億円ぐらい持っている人」「豪邸に住み、高級外車に乗っている」「都心の高層マンションに住んでいる人」などなど、そのイメージはさまざまなはずです。

世の中にはお金持ちのなる情報が溢れていますが、お金持ちの実像やお金持ちになるための方法を客観的に記したものは少ないです。

例えば、「お金持ち」とい聞いて、「年収が1000万以上の人」とイメージしたとします。

ところが実際、年収1000万程度では全くお金持ちとは言えないそうです。

確かに年収が500万円の人と比べれば、いい車に乗っていたり、旅行の回数が多かったり、少し良い場所に住んでいたりと、比較的裕福な生活をしているでしょう。

一方でこの階層に属する人は、おそらく見栄からか、エンゲル係数(消費支出総額に占める食費の割合。数値が高い方が貧しいとされる。)が高かったり、あらゆる日常品に無駄なお金をかけたりと相当な出費をしているそうです。

結果として年収が1000万円もありながら、貯金がゼロという状況に陥ります。

それでは、「土地や金融資産を1億円以上持っている人」というイメージはどうでしょうか?

現在日本には、金融資産を1億円以上持つ人が150万人ほどいるとされており、なんとこれはアメリカに次いで世界第二位の多さだと言います。

しかし、日本にそんなたくさんのお金持ちがいると聞いて納得できますか?

これにはちょっとしたカラクリがあります。

日本のお金持ちの多くは、本来は庶民だったのに高度成長で土地が値上がりしたことで資産家になった人たちです。また終身雇用で給料が長年安定してもらえたことも大きな要因です。

例えば、東京の郊外に親からもらった50坪の土地と家があり、夫婦共働きで、無駄遣いをしなければ、1億円くらいの資産はすぐにできるのです。

「相当な資産を持っているが、実際は質素倹約を強いられている」、そんな人々をあなたはお金持ちと考えるでしょうか?

こうしてみてみると、どうやら我々が持つ「お金持ち」へのイメージと、実際の「お金持ち」の生活はだいぶかけ離れています

そこで本書では、まず始めに「そもそもお金持ちとはどんな人?」という話から始まり、お金持ちが普段どのように考え、どのように行動しているのかを学びます。

そしてあなたが最も興味を抱いているだろう「どうすればお金持ちのなれるのか?」という内容についても知ることができるでしょう。

感想

「どうすればお金持ちになれるのか?」

その絶対的な答えはないでしょうが、本書では1つの法則として「リスクは、必ずどこかで取らなければならない」ということを説明していました。

資産を増やす手段として思いつきやすのが「投資」です。

特に株式投資は、不動産投資や債券投資と比べて少ない元手で始められることもあり、サラリーマンの間でも人気でしょう。

株式投資の世界では、きちんとポートフォリオを組みリスクを分散させることが絶対的に正しいように言われていますが、そうではないのだと筆者は主張します。

株式投資の平均的なリターンはおよそ年率6%ほどだと言われています。

仮に500万の元手があったとしも、年率6%で運用していては3年経っっても利益は100万円ほどです。

「3年で100万も増えれば十分だ。」という人なら別にいいのですが、この記事を読みの皆様の多くは、「3年の間に500万円を2倍にも3倍にもしたい」と考えているのではないでしょうか?

そうなればかなりのリスクをとって集中投資をせざるを得ません。

急騰を期待できる銘柄に集中投資すれば、大幅に損をする可能性はあるものの、大きく勝ち込める可能性もあります。

実際、株式投資で儲けた人の多くは、特定銘柄に集中投資し、それがたまたま急騰して大きな利益を上げた人だと言います。

そもそも「ポートフォリオを組んでリスクを分散する」という考え方はお金持ちのための理論です。もし元手が1億円あるなら、年率6%の運用でも一年後には600万円の利益です。

やはり少ない元手で資産を大きく増やしたいなら、それ相応の覚悟がいります。

そしてこれは株式投資に限った話ではないような気がします。

ある会社に投資するにせよ、また自分に投資するにせよ、大きく勝ちたいならそれなりにリスクを取るべきなのだと学びました。

私も含め、この記事をお読みの皆様はまだ大金を手にしていないことでしょう。

その状況で大金持ちになることを望むなら、「今ある資産が全てなくなってもいい」ぐらいの覚悟で投資にのぞむべきかもしれません。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

お金持ちの考え方や行動様式を学べる大変面白い内容でした。

「これを読めば必ずお金持ちになれる」という内容では決してないですが、お金持ちになるために参考にできる内容は多いと感じます。

こんな人におすすめ

  • 「お金持ちになりたい!」という人
  • 「お金持ちがどう考え、どう行動するかを学びたい」という人

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