第174回 石川和幸『プロアクティブ仕事術 コンサルタントが3年目までに身につける仕事をデザインする方法』

石川和幸『プロアクティブ仕事術 コンサルタントが3年目までに身につける仕事をデザインする方法』

皆様、こんにちは。本日は、石川和幸『プロアクティブ仕事術 コンサルタントが3年目までに身につける仕事をデザインする方法』(good.book)をご紹介したいと思います。

内容紹介

今の世の中は高度経済成長以前の単純な世の中ではありません。

自分で仕事の目的を明らかにし、目標を設定し、手順を展開して仕事を確実に遂行できるようにし、リスクを低減し、期限通りに実行していかなければなりません。

仕事を事前に計画し、先読みして手を打っていかなければなりません。

そうしないと、結局、何をしていたのか、わからない人生になってしまいます。

どう仕事を行うのか、事前に考え、思い通りに仕事を推進していくことが、仕事上の充実、人生の充実に必要です。

事前に考えないと、「受け身」になり、誰かの仕事の歯車になってしまいます。

自分の仕事を、自分のものとして推進するためにも、きちんと事前に対処が必要なのです。

石川和幸『プロアクティブ仕事術 コンサルタントが3年目までに身につける仕事をデザインする方法』

あなたは会社で仕事をしていて、以下のようなことは思い当たらないでしょうか?

  1. 自分は何を達成すれば良いのかわかっていない
  2. いつも、バタバタしていて一日が終わる
  3. 「私は何をすれば良いんですか?」と部下からよく聞かれる
  4. いつも、「あれ、どうなっている?」と上司に聞かれる
  5. 「ええ!?そんなの想定外だよ」と自分でよく言っている
  6. 「お前は何をやっているんだ、俺は聞いていないぞ」と上司から言われる
  7. 自分が貢献できる仕事がなくなっていきそうな気がする

もしこれらのうちひとつでも当てはまるようなら、あなたは「受け身」の姿勢で仕事をしているかなりまずい状態だと筆者は語ります。

時代は変化し、高度成長期のように、作れば売れるという時代を終わりました。

現代においては、毎日与えられた仕事にただただ”反応”しこなしていくのではなく、仕事を事前に計画し、先読みをしていなくてはならないのです。

本書で紹介している「プロアクティブ仕事術」とは、仕事をデザインし、未来をデザインするものです。

その内容をごく簡単にまとめれば、「事前にきちんと考えて仕事を組み立て、遂行していく姿勢を身につける」ということになります。

「いつも行き当たりばったりの仕事をしている」という方にぜひおすすめの内容です。

感想

能動的に仕事を進めるには、まず「スコーピング」という考え方が不可欠だと筆者は述べてしました。

「スコーピング」とは仕事の範囲を明確化することです。

「仕事をする前には、その仕事の範囲を明確化しなければならない」というのは、言われれば実に当たり前のことなのですが、油断するとすぐにこの当たり前を忘れてしまいがちです。

これは本書の中にあった例ですが、例えば上司から「中国の物流」について調べておいて欲しいと頼まれたとします。

様々な書籍やインターネットの情報を利用して、中国の物流について調べていくのですが、だんだんと調査の範囲が拡大してしまい、欧州やアフリカ、南米との比較まで始めてしまいます。

そうしているうちに時間はどんどんなくなり、締め切り間近の数日間は、結局毎日残業をしてやっとの思いで資料を完成させます。

後日、いざそれを提出すると、上司の反応は「こんな情報はいらない。それよりなんで◯◯について書いてないんだ」といった具合です。

この状況を客観的に見れば、あらゆる国の物流を調べ始めた段階で「そんな余計な仕事しなくていいのに」と思えるのかもしれません。

しかし、この「仕事を拾いまくってキャパオーバーになる」という状況はあなたも経験したことがあるのではないでしょうか?

これこそがまさに「仕事の範囲を明確化」できていない状態なのです。

「パーキンソンの法則」として知られている理論によると、仕事は与えられた時間をいっぱいに満たすまで膨張してしまいます。

つまり、特に与えられた時間が多い場合には、きちんと仕事の範囲を明確化しないと、際限なく「余計なこと」に時間を費やしてしまうということです。

「いつも忙しい」「毎日残業続きだ」という人は、仕事の範囲の明確化が不十分で、自分で勝手に仕事を増やしている可能性があります。

明日から「スコーピング」という考え方を意識してみてはいかがでしょうか?

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

参考になることは間違いないですが、この手の本としては非常にありきたりな内容だと感じます。

普段からこうしたビジネス書をよく読む人にとっては、それほど新しい発見もないでしょう。

こんな人におすすめ

  • 「いつも仕事に忙しく、毎日のように残業している」という人
  • 「行き当たりばったりに仕事をしてしまっている」という人
  • 「出勤すると『さて、今日は何をしようか…』といつも考える」という人

人気ブログランキングに参加中です。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です