第169回 リンダ グラットン、アンドリュー スコット『LIFE SHIFT』

リンダ グラットン、アンドリュー スコット『LIFE SHIFT』

皆様、こんにちは。本日は、リンダ グラットン、アンドリュー スコット『LIFE SHIFT』(東洋経済新報社)をご紹介したいと思います。

内容紹介

この本は、未来が過去の延長上にないと気づいている人たちに、未来の試練だけでなく可能性について知りたい人たちに、自分の現在と未来の職業人生を好ましいものにしたい人たちに、そして、長寿を厄災ではなく恩恵にできる可能性を最大限高めたいと望む人たちに向けて書いた。本書は、そうした恩恵を現実化するために最初の一歩を踏み出すようあなたを誘う招待状だ。

リンダ グラットン、アンドリュー スコット『LIFE SHIFT』

「寿命100年時代、あなたはどう行きますか?」

過去200年の間、人間の平均寿命は伸び続けてきました。

その傾向は今も変わらず、なんと今先進国に生まれる子供たちは、50%以上の確率で105歳まで生きるというのです。

そして、今20歳の人は100歳、40歳の人は95歳、60歳の人は90歳まで、おそよ半分の確率で生きると言われています。

本書によれば、長寿化は人生のあり方を根本から変えるのです

今我々は人生を、教育→仕事→引退という3つのステージに分けています。大抵は20歳前後から仕事のステージに入り、65歳で引退します。

しかし、寿命100年時代にこの3ステージの人生を送ることはほぼ不可能だろうと筆者は述べています。

まず単純に思いつくのは、お金の問題です。

65歳で引退して、その後15年生きるのと、35年生きるのでは当然ですが、必要なお金が変わってきます。そして、そのお金を現役時代に貯蓄しようとするのは相当大変なわけです。

そうなれば、自ずと引退年齢が高齢化し、我々はより長い期間仕事に従事しなければなりません。

さらに、これからの時代は人工知能やロボットの発達で、ほぼ全ての仕事がそれらによって代替されていいきます。

その時代に70歳や80歳まで働こうと思えば、今ある知識に磨きをかけるだけではなく、日々新しい知識を学び続けなければならないのです。

あなたはそんな時代を生き抜く準備ができているでしょうか?

本書を通して、「100年時代の生き方」を学びます。

感想

上にも書いた通り、今後は人工知能やロボットの発展により、あらゆる仕事が代替されていきます。

そんな時代を生きる我々は、日々新たな知識を学び続けていかなくてはなりません。

寿命100年の新しいライフスタイルを送るには、「投資」を怠ってはならないと筆者は述べていました。

そして、十分な「投資」を行うためにも余暇時間の使い方を改めるべきではないかと言うのです。

これまでの典型的な余暇の過ごし方といえば、映画を見たり、買い物をしたり、ネットサーフィンをしたりすることだったでしょう。

しかし、これからはそのようなレクリエーション(娯楽)の時間を減らし、リ・クリエーション(再創造)の時間を増やすべきだと筆者は語ります。


 

今我々がリ・クリエーションに費やす時間はどれほどあるでしょうか?

仕事を始めてからも、日々新しい勉強に取り組んでいるという人は実際かなり少数なのではないかと感じます。

「大学生」と言われれば、「おそらく20歳前後の人だろう」と、だいたいの年齢が想像できるでしょう。

これを筆者は「エイジ(年齢)」と「ステージ」が一致している状態だと表現していました。

しかし、これからの時代は「エイジ」と「ステージ」が必ずしも一致しない時代になります。

将来を見据えて最先端の知識を学びに来る、「50代の大学生」がいてもなんの不思議もないのです。

本書を読んで、「教育→仕事→引退」という従来の3ステージの人生モデルからいち早く脱却し、常に新しい知識を学びながら、柔軟に生きる姿勢を身につけなければならないのだと感じました。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

本書は「2017年ビジネス書大賞」を受賞した作品です。

そのためか、内容は非常にハードなものなのですが、わかりやすい説明がなされているため、非常に読みやすいです。

少々長い作品で読むのに時間はかかると思いますが、これからの長寿化時代を生きる上でぜひ読んでおくべき本だと感じました。

こんな人におすすめ

  • 「将来を自分の理想通りにしたい」と思う人
  • 「長寿化を厄災ではなく、恩恵にしたい」と思う人
  • 「今後の人生の生き方を考えたお」という人

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