第166回 谷原誠『弁護士が教える!人生を成功に導く質問力』

谷原誠『弁護士が教える!人生を成功に導く質問力』

皆様、こんにちは。本日は、谷原誠『弁護士が教える!人生を成功に導く質問力』(バレーフォールド)をご紹介したいと思います。

内容紹介

質問力を身につけると、どのようなことが身につくでしょうか?

  • コミュニケーション力が高まります。
  • 自分の要求が通るようになります。
  • 相手の心をとらえられるようになります。
  • 人を育てることができます。
  • 逆境にも強くなります。
  • 自分をコントロールできるようになります。

このようにあらゆる事柄が良い方向に向かい始めます。

谷原誠『弁護士が教える!人生を成功に導く質問力』

「質問を制する者が会話の支配者になる」。筆者はそう主張します。

テレビのバラエティ番組でもビジネスの会議の場でも、一番目立っているのは質問をする司会者や議長です。

なぜ、質問者が場を支配し、会話を支配することができるのか?

それは、質問が持つ2つの機能が理由だと言います。

その2つの機能とは、以下の通り。

  1. 質問に答えようと考えさせる機能
  2. 回答を強制する機能

例えば、ここで「昨日の晩ご飯に何を食べましたか?」という質問をされたとしましょう。

あなたはこの記事を読み「質問力」について考えているはずが、途端に昨日の晩ご飯について考え始めてしまうのです。

このように質問には、回答を強制的に考えさせ、相手の思考をコントロールする機能があります。

筆者の谷原氏は弁護士として活躍されているようですが、質問力のパワーに気づいたのは弁護士業務を通してだそうです。

弁護士は法廷で証人に対し尋問をするのですが、その質問を周到に準備することによって法廷全体を支配できるのです。


 

最近では「質問力」について書かれた本が多くなってきましたが、一言に「質問力」といってもその内容は様々です。

本書が語る「質問力」は、「質問によって会話を支配する」ことであり、もっと言えば、「質問によって交渉力を高める方法」です。

筆者が弁護士として活躍し続けているのも、ひとえに「質問力」あってこそだと言います。

本書を通して、質問力を高め、ひいては仕事のパフォーマンスを向上させる方法を学びます。

感想

「質問を制する者が会話の支配者となる」という考えには正直驚かされました。

「質問」の機能といえば、「自分の知らない情報を相手から引き出す」ことだと考えていたので、質問によって相手をコントロールできるなど全く思いもつきません。

質問で会話を支配するテクニックとして「質問のシナリオ化」というテクニックが紹介されていました。

「質問のシナリオ化」とは、相手が質問に答えているうちに、あなたの要求がすんなりと通ってしまうコミュニケーションマジックのことです。

例えば、夫にゴミ出しをお願いしたいときに、「このゴミ出しておいて」と単純に命令しても、その要求が通る確率は低いでしょう。

しかし、事前に「夫もある程度は家事を分担すべきだろうか?」という質問をしておきます。

「ある程度」という曖昧な表現も加わってか、この質問に対してほとんどの人が「YES」と答えるのではないでしょうか?

「夫も家事を分担すべき」と言った後に、ゴミ出しを拒否することは難しいです。

こうした質問ができれば、あなたの要求が通る確率は一気に上がります。


 

ある本で読んだことですが、人は自分の言ったこと・行なったことに対し「一貫性」を保とうという心理があるそうです。

「夫もある程度家事を分担すべきだろうか?」という質問に対しては、たとえそれが本心ではなかったとしても、大抵の人は「YES」と答えます。

男女平等が叫ばれる現代で、「家事は女性の仕事だ」などという差別的な主張をすることは誰でも嫌いますし、男女平等を当然のことと考える理想的な姿を装おうとするためです。

たとえ本心ではなかっとしても、自分で「夫婦で家事は分担すべき」と主張していしまったからには、一貫性を保とうという心理が働きます。

そのため、結局はゴミ出しを断れないのです。

あなたも、「それほど真剣に言ったつもりではないが、一度言ってしまったからにはやらなくてはならない」という経験をしたことがあるのではないでしょうか?

それはまさしく「一貫性」を保とうとする心理によるものです。

まずは誰でも賛成するような質問から入り、最後にはあなたの要求を通す。

ぜひ実践して、交渉力アップを目指してみてはいかがでしょうか?

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

質問によって会話を支配するテクニックが学べます。そのひとつひとつが具体例とともにわかりやすく説明されているので、やろうと思えばすぐにでも実践できるような内容です。

ページ数も少なく、すぐに読み終えてしまうので、時間がなく手軽に「質問力」について学びたいという人にはおすすめです。

こんな人におすすめ

  • 「『質問力』について学びたい」という人
  • 「『質問力』を高め、会話や交渉の主導権を握れるようになりたい」という人

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