第145回 芝本秀徳『誰も教えてくれない 計画するスキル』

芝本秀徳『誰も教えてくれない 計画するスキル』

皆様、こんにちは。本日は、芝本秀徳『誰も教えてくれない 計画するスキル』(日経BP社)をご紹介したいと思います。

内容紹介

この図は本書の中で実際に使われていた図をそのまま引用したのものです。

図か示すとおり、本書のゴールは「計画」について正しく理解するとともに、その効果的な利用法を学ぶことです。

皆様も幼い頃から、「きちんと計画を立てなさい」と言われて育ってきたことでしょう。夏休みの時はいつも宿題の計画を立てさせられたという人も多いはずです。

しかし、「きちんと計画を立てなさい」とは言われるものの、「計画の立て方」については学校や会社で学んだでしょうか?

学校でも職場でも、生活していく上で不可欠なはずの計画ですが、その”立て方”について学ぶ機会は意外にもないのです。

本書『誰も教えてくれない 計画するスキル』と同じシリーズに『質問するスキル』『書くスキル』という書籍もあるようですが、このシリーズでは文字どおり「仕事では必要だが、なかなか誰もしえてくれないスキル」について解説しています。

「計画」という言葉を聞くと、

「計画は立てないといけないけれど、苦手だ」

「計画なんて立てても、その通りに進むことはないんだから、立てても仕方がない」

もしくは、「計画しても、いつもその通りに進めることができず自己嫌悪に陥る」という人も少なくないかもしれません。

本書を通して、「計画」についてきちんと理解し、その正しい利用法について学びます。

感想

本書では、「計画とはそもそも何なのか?」「計画を立てるにはどのようなプロセスを経るべきなのか?」「各プロセスでは具体的にどのような行動を取るべきか?」などこと細かに解説していました。

その中には、「期限を明確にする」「具体的な数値目標を設定する」などといったように、この手の本でよく目にするような内容もありました。

そんな中で特に印象的だったのが、「計画を立てる際は『真の要求』を理解すべきである」という内容です。

「真の要求」とは文字どおり、自分が本当に求めているもののことです。

我々はしばしば、衝動的に「欲しい」と思うものと、本当に自分が求めているものを十分に区別できずにいます

例えば、友人がポルシェに乗っているのを見ると、男性の方であれば「自分もポルシェが欲しい!」と思うのではないでしょうか?

しかし、ここで真に自分が求めているものとは、本当にポルシェなのでしょうか?

相当の車好きでない限りは、本当に欲しいものはポルシェではないはずです。

本当に求めているものとは、おそらくポルシェを買えるほどの金銭的な余裕であったり、高級品を身につけていることで得られる周囲からの羨望の視線だったりするのではないでしょうか?

この場合、もし「自分もポルシェが欲しい!」という衝動のままに行動し、ポルシェを購入する計画を立ててしまえば、努力の方向性を誤ることになります。

また、本当に望むものに向けて努力をしているわけではないため、そのうちモチベーションも保てなくなるでしょう。

そう考えると、計画を立てる際はまず「真の要求」をきちんと理解することが重要だと分かります。

そして、自分の「真の要求」をきちんと理解することは重要ですが、仕事をする上では相手の「真の要求」をきちんと理解することが大変重要です。

相手の要求通り仕事を進めたつもりが、「思ってたのと違う」と言われてしまう原因は、相手の「真の要求」を理解できていないためかもしれません。

我々は誰しも、自分が本当に望むものをきちんと理解してはおらず、ましてや言葉で説明するなど不可能なのかもしれません。

何を計画するにしても、十分に時間をとって「真の要求」を見極めることが重要なようです。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

「計画とはそもそもなぜ必要なのか?」「計画はどのように立てていくべきなのか?」を学べる優れた書籍だと感じました。

ただ、内容は素晴らしいのですが、本文中で使われている単語や文章の構成がやや難解な部分も見受けられます。

「手軽に、簡単に」という内容ではないので、ご注意ください。

こんな人におすすめ

  • 「計画の立て方についてきちんと学びたい」という人
  • 「計画を立てるが、いつも計画通りに進まない」という人
  • 「計画を立てるのが苦手である」という人

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