第144回 冨田和成『鬼速PDCA』

冨田和成『鬼速PDCA』

皆様、こんにちは。本日は、冨田和成『鬼速PDCA』(クロスメディア・パブリッシング)をご紹介したいと思います。

内容紹介

鬼速PDCAを身につければ桁違いの速さで成長できる。いまは高みにいる先輩やライバル企業であっても、自分が10倍の速度で成長すれば必ず追いつける。

考えてみれば当たり前の話だ。PDCAを回していない人は地図がないまま気ままに散歩しているようなものである。こちらは明確なゴールを持ち、常に最短ルートを模索しながら日々を過ごしている。

歩く速度をいきなり周囲の10倍にすることは難しくても、常にインパクトを重視してトレーニングをし、最短距離を重視してルートを選んでいるので、結果的に10倍速く進めるのである。

少なくとも私はそう信じてやってきたし、いまの自分が唯一誇れるものがあるとすれば鬼速PDCAをベースとする成長スピードであると断言できる。

冨田和成『鬼速PDCA』

「 PDCA」。皆様は当然ご存知のことでしょう。

「PDCAサイクルを回せ」とビジネスパーソンなら必ず一度は言われたことがあるはずです。

というより、これはもはやビジネスパーソンに限った話ではなく、PDCAは誰もが知る古典的な思考法になっています。現代に取り立てて紹介するような、目新しい思考法では決してないのです。

そのためか本書のタイトルを見て、「今さらPDCAか…」と思われた方もいるはずです。

しかし筆者は、「PDCAほどわかったつもりでわかっていない、そして基本だと言われているのに実践している人が少ないフレームワークも珍しい」と述べています。

そう、我々はPDCAをもはや当たり前の考え方と認識していながらも、それを十分に活用し、最大限の効果を引き出すことができていないのです。

「PDCAは当たり前だ、簡単だ」と言う人は、PDCAの本当の難しさや奥深さを理解していないのだと筆者は述べています。

PDCAとは何も大きな組織が大きな課題に直面した時にのみ活用すべきフレームワークではありません。

我々一人一人が日々の生活に応用させて「前進を続けるためのフレームワーク」です。

本書を遠押して、筆者が「10倍の速度で成長できる」と語るPDCAサイクルの回し方について学びます。

感想

上にも書いた通り、確かに、PDCAほどわかったつもりでわかっていない、基本とされているのに実践していないフレームワークは珍しいと感じます。

「PDCA」という言葉自体はこれまでに何度も聞いてきましたが、今振り返れば、その内容を正しく理解していませんでした。

本書を通して、P、D、C、Aそれぞれの段階で具体的にどのような行動を取るべきなのか学んだのですが、私の場合は、特にC(Check)の段階がおろそかになっていることに気づきました。

そして、これは私に限った話ではなく、このCの段階は多くの人がおろそかにしがちなのではないかと考えます。

何か課題に取り組む時に、全く計画を立てないという人はほとんどいないはずです。

その計画をもとにして行動に移るわけですが、その行動によって「できた」「できなかった」のいずれかの結果が出るはずです。

しかし、いずれの場合でもその後の検証が十分ではないために、きちんとPDCAサイクルが回らないことは多いのではないでしょうか?

「できなかった」場合は、「なぜできなかったのか?」についてきちんと考えず、次もまた適当に計画を立てて、当然のように課題を解決できないという同じミスを繰り返してしまいます。

これが「できた」場合であっても、「なぜできたのか?」を十分に検証せず、次に繋がることはありません。その場限りの成功で終わってしまうのです。

いずれの場合にも共通しているのは「やりっぱなし」で終わってしまったということです。

先にも述べた通り、課題解決のために計画を立てない人はほとんどいないはずです。

しかし、実際の行動の後にその計画を十分に検証する人となると、その数は一気に減ってしまうのではないでしょうか?

そう考えると、「PDCAサイクルををきちんと回せれば、10倍の速度で成長できる」という主張の意味もなとなく理解できます。ほとんどの人がPDCAサイクルをきちんと回せないからです。

周囲の人よりも圧倒的に成長したい、結果を出したいと思うなら、その人たちとは異なる行動を取らなければなりません。

その意味でもPDCAサイクルをきちんと回すことの重要性、もっと言えばC(検証)を十分に行う重要性を感じました。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

大変素晴らしい内容でした。ぜひ多く人におすすめしたいです。

ただ注意が必要なのが、本書は読み終えた後の実践を前提に書かれています。つまり、「読んだだけでPDCAサイクルがきちんと回せるようになる」という内容では決してありません。筆者自身もこの点は強調していました。

また、使われている言葉が少々難解で、読み切るには意外と時間がかかるかもしれません。

こんな人におすすめ

  • 「PDCAについてきちんと学びたい」という人
  • 「PDCAをきちんと回せるようになって成長したい」という人

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