第137回 大和賢一郎『ハイペース仕事術』

大和賢一郎『ハイペース仕事術』

皆様、こんにちは。本日は、大和賢一郎『ハイペース仕事術』(すばる舎)をご紹介したいと思います。

内容紹介

本書が語る「ハイペース」とは「最小の労力で最大の成果を上げる」ということです。

銃の早撃ちが得意だからと言って、すべての敵を倒そうと走り回るのは時間と労力と弾丸のムダです。

本当に倒すべき相手(やるべき仕事)だけをピンポイントに狙い撃つ。それさえ終われば、あとはクールに過ごして、他にもっとやりたいことを楽しめばいい。

汗をかくなら手足ではなく「脳」に。道具に目を奪われないで、頭を使って考える。それが「ハイペース仕事術」なのです。

大和賢一郎『ハイペース仕事術』

時間管理には「戦術」「戦略」の2種類があると筆者は語ります。

「戦術」とは、最新の道具を使いこなす知識やテクニックのことです。具体的に言えば、ブラインドタッチやショートカットキーの活用、速読、ITツールの利用などを指します。

仕事術や時間術について書かれた書籍の多くが、これらの知識やテクニックを紹介しています。

しかし、筆者は、これら最新の知識やテクニックを身につけただけでは仕事の効率は大きく向上しないと言います。

その理由は、これらの知識やテクニックがいずれも個人的な生産性向上にとどまってしまっているからです。

どんな仕事でも、自分一人だけで完結するということはほとんどないはずです。よって、どんなに個人の仕事のペースを上げたとしても、「人との関係」を意識しなければ生産性は上がらないと筆者は語ります。

そして、その「人との関係」に目を向けるのが「戦略」です。

「いつも仕事に追われて忙しい」「もっと仕事を効率化したい」と思っている方は多いはずです。そしてそういう人の多くが、すでに仕事術や時間術に関する書籍を少なからず手にしたことでしょう。

それでもなお忙しい、仕事が効率化できていないというならば、それはあなた個人だけの問題ではなく、周りの人間との関わり方に問題があるのかもしれません。

好むと好まざるのに関わらず、仕事をする上では「組織で働く」ということを受け入れ、意識しなければなりません

本書を通して、仕事における個人のペースアップだけではなく、周囲との関係を良好なものにし、より仕事を効率化する方法を学びます。

感想

本書の中で、「『モチベーションの変化」を株価のように読む」という興味深い見出しがつけられた内容がありました。

つまりモチーベーションとは株価のように複雑な上下動を繰り返し、それを正確に予測することはできないというのです。

これは本書から引用した内容ですが、初めの画像が表すように、モチベーションが高まった状態で1週間をスタートする時があります。しかし、それは永続するものではなく、やはり徐々にモチベーションは下がってしまうものです。

逆に、モチベーションが下がった状態でスタートした週も、何かをきっかけにだんだんとモチベーションが高まったりもします。

このようにモチベーションンが上がり下がりする中で、筆者は、モチベーションが下がっている時と、逆にピークの時に注意すべきことを説明していました。

モチベーションが下がっている時には、「一見地味でどうでもいいような作業」から一つずつ片付けていくと良いそうです。

確かにこれは経験的にもその通りだと感じます。手を動かしているとなんとなく安心しますし、簡単な作業でも確実に進んでいるという実感と、作業を終えた達成感を感じることができれば自然とモチベーションも高まるでしょう。

そして反対に、モチベーションがピークの時は「冷静な行動」を心がけるべきだと筆者は語ります。

モチベーションがピークに達していると、それがいつまでも続くような感覚に陥り、自分には何でもできるような感覚になってしまいます。

当然そんなことはなく、無理をすれば大ケガをしかねません。

よく言えば、チャレンジ精神に溢れている、リスクを恐れず挑戦できると言えるのかもしれませんが、それは無謀な挑戦、行き過ぎたリスクと紙一重です。

我々は、モチベーションが株価のように予測不能な動きをすることを意識しなければなりません。

株価のように動くということは、基本的には上がったものは下がり、下がったものは上がると言えます。

つまり、モチベーションが下がっている時というのは、意外にもそれほど問題ではないかもしれません。その後時間はかかれど、きっと上向きになるからです。

本書を通して、逆に注意が必要なのは、モチベーションがピークの時だと学びました。

モチベーションが高まり、気分が高揚している時こそ、冷静な行動を心がけなければならないと感じます。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

内容は非常に面白かったです。よくある仕事術や時間術に関する書籍とは異なる筆者独自の考えを学ぶことができました。

ただ、内容に対して値段が高すぎると感じます。私はKindle版を読んだためおよそ1000円ほどでしたが、紙の本は2500円もするそうです。興味のある方はぜひKindle版はお読みになることをお勧めします。

こんな人におすすめ

  • 「いつも仕事に追われて忙しい」という人
  • 「周りに仕事を頼むことができず、いつも自分一人で仕事を抱え込んでしまう」という人
  • 「仕事術や時間術に関する書籍を読んだが、なかなか結果に結びつかない」という人

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