第111回 pha『持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない』

pha『持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない』

皆様、こんにちは。本日は、pha『持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない』(幻冬社)をご紹介したいと思います。

内容紹介

 「こんな生き方や考え方もありなんだ」という選択肢の多さを紹介することで、この社会に漂っている「人間はこう生きるべきだ」という規範意識のプレッシャーを弱らせて、みんなが自分自身の生き方にも他人の生き方にも少しだけ寛容になって、生きることの窮屈さをが少しマシになればいいなと思いこの本を書いた。

それぞれの人が自分にあった新しい生き方を考えるためのサンプルとして、僕や僕の友人の生き方や僕が本で読んだいろんな考え方などをこの本では紹介していきたいと思っている。

pha『持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない』

今の日本では、「生きるのがつらい」という悩みを抱えている人が多いです。

その理由は様々でしょうが、今の社会を取り巻いている意識や価値観によるところが大きいのではないかと筆者は述べています。

今の日本では、「正社員にならねば」「結婚しなければ」「子どもを作らねば」「老後に備えなければ」「貯金しなければ」などのように、まるで生き方をモデル化されているようです。

さらに悪いことに、このモデルが非常に高いレベルで設定されており、ほとんどの人がその生き方を実現できません。

このように、あらゆる方面からの「こうあらねば」というプレッシャーと、その実現可能性の低さによって、多くの人が「生きるのがつらい」と感じてしまうのです。

しかし、よく考えてみると「標準的な生き方」など存在しません

「真面目に学校に行ってちゃんとした会社に入ってずっと働きう付けて家族を支える」といういわゆる「真っ当な」生き方は、数ある生き方のパターンの一つでしかないのだと筆者は語ります。

あらゆるテクノロジーの発展で、時代は大きく変わりました。

「男性は外で働き、女性は家を守る」という考えは、もはや古いものになりました。会社員として、企業から雇用されなくとも、フリーランスで活動したり、ネットを通して生計を立てている人は多くいます。

そうした意味で、現代は「なんでもできる自由な時代」だと筆者は述べていました。

本書を通して、歴史上最も自由な時代に生きる我々が、もっとのびのびと楽しく生きるための、新しい生き方を考えます。

感想

社会と自分のバランスをどう取っていくかについて、非常に面白い説明がなされていたので、少しご紹介します。

pha『持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない』より

我々は、自分肯定と社会肯定の度合いにより、上図の⑴〜⑷のいずれかに位置します。それぞれの状態を説明すると次の通りです。

  1. 仕事も自分もいい感じ (社会肯定・自分肯定)
  2. やらなきゃいけない仕事はあるけど、つらい (社会肯定・自分否定)
  3. 自分はもうだめだ、仕事も何もかもどうでもいい (社会否定・自分否定)
  4. ひたすら自分の好きなことをしているだけで楽しい (社会否定・自分肯定)

もちろん、⑴にいることが理想なのですが、一生⑴にいる人生を送れるなどまずあり得ないでしょう。多くの人は、いずれ必ず⑵の状態を経験することになります。そしておそらく、ほとんどの人が現実的には、⑵にいるのではないでしょうか。

普通であれば、どうにか仕事を頑張って、⑵→⑴を目指そうとするでしょうが、それはあまり良くないと筆者は述べていました。

⑵→⑴の変化というのは意外に難しく、いっそこと⑵→⑶→⑷と経て⑴に戻るのが良いよ言うのです。

そして、そこでポイントとなるのが⑶の状態をどう乗り越えるかということです。⑶の状態は全てがどうでも良くなり、半ば死んでいるような状態です。筆者はこれを「小さな死」と表現していました。

この「小さな死」の状態の時に、本当に死んでしまうことさえなければ、あとは⑷→⑴と自然に戻れるというのです。

 

私も当ブログの執筆に際して、これまでに数多くの本を読んできました。そして、今振り返ってみると、世に成功者と言われるような人は、確かに⑶のような人生のどん底を経験している気がします。

「あらゆる人間関係を断ち、失踪状態になる」「莫大な借金を抱える」「刑務所に入る」など状況は様々ですが、ほとんどの成功者が「小さな死」を経験していることに気づきます。

⑴の状態にあることがもちろん理想ですが、⑴の状態にいれる人はそう多くないでしょうし、その時間もそれほど長くないでしょう。必ずや⑵の状態に陥ってしまうことがあるのです。

そうした時は、慌てて⑵→⑴と戻ろうとせず、もっと余裕を持って生きることが重要なかもしれません。

もし、人生のどん底を経験するようなことがあれば、一時的に⑶を経験することも、長い目で見れば、⑴に戻って来るためには必要な過程だと信じることにしましょう。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

大変おすすめです。今の日本では、「真面目に勉強して、いい大学に入って、いい企業に勤め、一生家族を支えていく」といったとうに生き方のモデルをあらかじめ設定されているかのようです。

しかし、そんな生き方は、数ある生き方のパターンの一つでしかないのだということに気づかされます。「生きるのがつらい」「周囲の期待に応えなければ」と悩みを抱える人にぜひおすすめします。

こんな人におすすめ

  • 「生きるのがつらい」と感じている人
  • 「もっと自分らしくのびのび生きたい」という人
  • 「もっと色々な人の生き方を知りたい」という人

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