第109回 三木雄信『「A4一枚」仕事術』

 

三木雄信『「A4一枚」仕事術』

皆様、こんにちは。本日は、三木雄信『「A4一枚」仕事術』(東洋経済新報社)をご紹介したいと思います。

内容紹介

 この仕事術を実践することで、あなたは自分一人の頭で考えるより、より広い情報と斬新な企画を立てることができるようになります。また、業務を遂行する中で、社内の各部門や社外の会社との摩擦も軽減されるようになります。

もちろん、あなたの仕事の生産性も向上するでしょう。

さらに、仕事の生産性が高まれば、残業や土日出勤を減らすことも可能になります。

その意味で、この仕事術は、きっと仕事とプライベートでバランスのとれた充実した人生をもたらしてくれるものと確信しています。

三木雄信『「A4一枚」仕事術』「プロローグ」より

現在のサラリーマンを取り囲むビジネス環境は、急激な速さで変化しています。

ITの発展により、高度な情報化が進んだ現代では、かつてないほどに大量の業務を、迅速に行わなければならなくなっています。

しかし、あらゆる科学技術の発展で、ビジネス環境が激変している一方、人間の脳の情報処理能力はそれほど変化したとは言えません

一般に、人間だ同時に把握・処理できる情報の数は、7±2であると知られています。つまり、人間は一度に多くても9個ほどの情報しか取り扱えないのです。

そこで筆者が提案するのが、「A4一枚」仕事術です。

あらゆる情報をA4一枚にまとめることで、それらの情報を素早く、簡潔に、それでいて漏れなくまとめることができます

そうすることで、仕事の生産性は向上し、より創造的かつ効率的な業務を遂行できるようになると筆者は語ります。

ちなみに、筆者の三木氏は、かつてソフトバンクに入社し、孫正義社長の側近として働いた経験があると言います。

孫社長の補佐役として、数々の激務を乗り越えてきた筆者の仕事術を学びます。

感想

本書は、A4用紙一枚で生産性を向上させる仕事術を紹介するものであり、具体的には以下のような仕事術を紹介していました。

  1. 時間&仕事管理術
  2. 思考力強化術
  3. 企画力強化術
  4. 文章力・話術&勉強術
  5. 会議術
  6. リーダーシップ強化術
  7. ビジネスライフ計画術

一般にこの類の本を求める方は、主に前半部分の内容を求めているのではないかと思われます。実際に私もそうでした。

しかし、本書で一番印象的だったのは、意外にも「ビジネスライフ計画術」でした。文字通り、「人生計画をA4一枚にまとめる」といった内容です。

本書によると、ソフトバンクの孫正義氏は、19歳の若さにして「人生50年計画」というものを立てていたそうです。その内容は、「20代で名乗りを上げ、30代で軍資金を最低で1000億円ため、40代でひと勝負し、50代で事業を完成させ、60代で事業を後継者に引き継ぐ」というものです。

そして、実際、この計画通りに人生を歩んでいるというのですから、驚くばかりです。

 

なぜこのような人生計画が大事なのかというと、人間は等身大の目標しか定めないと、向上心が消え失せ、安住した人生しか送れないなるためだと説明していました。

確かに、「人生の最大の危険は、高すぎる目標を達成できないことではなく、低すぎる目標を達成してしまうことだ。」という言葉を耳にしたことがあります。

現状に甘んじることなく、常にワンランク上を目指そうとする心構えが重要なのは、多くの人が賛同するところだと思います。

そのため、常にワンランク上を目指そうとする人生計画は確かに重要なのではないかと感じたのです。

そして、それをA4一枚にまとめることの意義は、何よりもいつでも見れるということだと考えます。机の正面の壁、トイレのドア、さらには天井にも張ることができます。

目標は、目に見える形にし、また見る回数を増やすことによって、実現する可能性が高まるとよく言われますから、悪くはない方法だと思いました。

「人生計画をA4一枚にまとめる」。今度試してみようと思います。

 

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

A4一枚で生産性を向上させる仕事術がたくさん紹介されていたのですが、正直な感想としては、「その程度のことなら、普通のビジネスマンはやっているのではないか?」というものが多かったです。また、わざわざ「A4用紙」にこだわる理由もよくわかりません。

しかし、中には役に立つ・参考になる仕事術が多いのも事実です。「要領が悪くて、いつも残業に追われている」という方には、ぜひおすすめします。

 

こんな人におすすめ

  • 「要領が悪く、いつも残業に追われている」という人
  • 「仕事を効率化し、自分の時間を増やしたい」という人
  • 「文章・プレゼン・スピーチなどに対し、『分かりにくい』と言われることが多い」という人

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