第107回 堀江貴文『多動力』

堀江貴文『多動力』

皆様、こんにちは。本日は、堀江貴文『多動力』(幻冬社)をご紹介したいと思います。

内容紹介

「多動力」とは何か。

それは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことを言う。

 

しかし、「多動力」がある人は、次から次に、興味が移り変わってしまい、全くもって落ち着きがない。

 

モノは忘れるし、なくすし、不注意で怪我だってする。

やるべきことをしていないのに、やりたいことばかりしてしまう。

(中略)

この「多動力」。

かつては、マイナスでしかなかったかもしれない。

 

「多動力」を仕事に生かす場面は少なく、おかしな人だと思われていたはずですある。

しかし、これからの時代は「多動力」こどが最も必要な能力だ。

 

堀江貴文『多動力』「はじめに」より

現代は、インターネットの急速な発展によって、ありとあらゆる「モノ」がインターネットにつながっている時代と言えます。

IoT(Internet of Things)という言葉は、最近よく耳にするようになりました。

あらゆる「モノ」がインターネットによって繋げられると、かつては無縁そうに見えた産業同士でも密接に関係し合っていることに気づきます

例えば、テレビとインターネットがつながれば、テレビはスマホアプリの1つになります。フジテレビのライバルは日本テレビではなく、恋人からのLINE、YouTubeの動画になるのです。

また、自動車とインターネットがつながり、自動運転が進めば、自動車は「移動するイス」になるかもしれません。そうなれば、自動車業界とインテリア業界の壁はなくなり、自動車メーカーは家具メーカーと競争しなければならないのです。

このように、インターネットによって、各産業同士の壁が取り払われた時代には、各産業を軽やかに越えていく「越境者」が必要だと、筆者は語ります。

そして、その「越境者」に最も必要な能力が、興味が赴くままに、いくつもの異なることを同時にこなす「多動力」なのです。

時代は大きく変わろうとしているなか、日本には、「石の上にも三年」のように「1つのことをコツコツとやる」という価値観が未だ根強いです。

もちろん、1つのことに集中して努力を重ねることも重要です。しかし、もしその1つのことに、自分が特別な才能を持っていないのだとしたら、一生価値あるものは生み出せなくなってしまいます

本書では、これらかの時代を生きる上で、必須とも言える「多動力」について学びます。

感想

人生に目的なんてない。

今を楽しむことだけが、すべてなのだ。

堀江貴文『多動力』「第8章 人生に目的なんていらない」より

本書を読んで一番印象的だった言葉です。

「これらかの時代は『多動力』が重要だ。いろいろなことをやってみなさい。」と教えられると、確かにその通りだと感じるのですが、私のような一般人は、それを知っても結局何も変わりません

というのも、「いろいろなことをやるのが重要なのか。それじゃ、何をしようか?」と考えてしまうからなのだと気付かされました。

我々は、特に新しいことを始めるときは、「これはやったらいいことがあるか?」「これをやる価値があるのか?」もっと言えば、「これは金になるのか?」といったように、「目的」を求め過ぎているのです。

そもそも、「何をやろうか?」と頭で考えるのが、間違いなのかもしれません。

自分の興味・関心が赴くままに、「楽しそうだ!」「面白そうだ!」と思うことはやってみればいいだけの話なのです。

それなのに、「将来の夢」や「目標」を過度に気にして、やろうとする行為すべてに「目的」を求めていては、「今」を生きていないと言われても仕方ありません。

本書を通して、「目的」や「価値」など考えずに、とりあえず動くことが重要なのだと学びました。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

つい先日発売された、堀江貴文氏の最新作です。以前の著書の内容とかぶる部分が多く、堀江氏の著書を何冊か読んだことがある人ならば、それほど目新しい発見はないと思われます。実際、タイトルにもなっていた「多動力」も、結局は、「興味があることをとことんやってみろ」という内容で、これは堀江氏の著書では重ねて強調されています。

しかし、堀江氏の著書には、学ぶことが多いのもまた事実です。本書を読んで、「多動力」は誰しもが身につけるべき能力なのだと感じたので、多くの人におすすめしたいです。

 

こんな人におすすめ

  • 「自分のやりたいことが見つからない」と悩んでいる人
  • 「今の自分の仕事に不満がある」という人
  • 「自分らしく生き、自分にしかできない仕事がしたい」という人

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