第88回 Cozy『海外ドラマはたった350の単語でできている』

Cozy『海外ドラマはたった350の単語でできている』

皆様、こんにちは。本日は、Cozy『海外ドラマはたった350の単語でできている』(西東社)をご紹介したいと思います。

内容紹介

「英語は人並みに勉強してきたのに、全然話せない……」

「なぜ、受験英語やTOEICはできても英会話ができないのか?」

「いろいろな学習法を試したけど、結局何も身につかなかった…」

 

この本は、そんな悩みををお持ちの方に「必ず英語が話せるようになる勉強法」をお教えするものです。

Cozy『海外ドラマはたった350の単語でできている』「はじめに」より

皆様の中にも、「英語が話せたらいいなぁ」と思ったことがある、もしくは今なお思い続けている方は多いのではないでしょうか?

「職場での昇進に関わる」「同僚に外国人が多い」「海外で仕事がしたい」など、その動機は様々でしょうが、英語学習、特に英会話に力を入れる人は多いです。

しかし、一度でも英会話に挑戦したことのある人ならお分かりかと思いますが、はじめのうちはまったくと言っていいほど英語が話せません。

「これって英語で何て言うんだっけ…?」の繰り返しなのです。

我々の多くは、中学・高校、長い人では大学と、およそ10年もの間英語学習を続けてきました。それなのに、英語が一向に話せるようにならないのはなぜなのでしょうか?

これはよく言われることではありますが、日本の英語教育は「読む」能力を伸ばすことを過剰なまでに重視した、とても偏ったカリキュラムになっています。

大学受験の英語を想像すれば分かりやすいですが、研究論文のような難解な英語を、じっくり時間をかけて精読する能力を養うためのカリキュラムとも言えるでしょう。

そのため、実際に英語で会話をするために必要な、「聞く」能力と「話す」能力は圧倒的に足りない状態なのです。

そうした状況で英会話に臨むと、「相手の発言はまったく聞き取れない」「自分の言いたいことは思いように英語にならない」という状況に陥ってしまうのです。

そしてさらに問題なのは、うまく英語で会話ができな理由を「まだまだ知らない単語があるからだ」「文法が身についていないからだ」と解釈し、また知識の”インプット”に過剰な時間を割いてしまうことだと筆者は語ります。

世界中で大ヒットしたアメリカドラマ「SEX and the City」の約80%は、中学校で習うごく簡単な350の単語のみで構成されています。これは、「SEX and the City」に限らず多くのアメリカドラマでも同じことが言えるそうです。

それならば、難しい単語をたくさん覚えるのではなく、その350個を確実に聞き取り、自由に使いこなせるレベルを目指すべきだと筆者は主張します。

シンプルな英語は自由に使い、十分な会話ができるようになる方法を学びます。

感想

本書の最初に、海外ドラマが本当に350個の単語で成り立っているかを説明するため部分があります。「SEX and the City」に出てくる単語を全て調べるという、なんとも骨の折れる作業をこなした筆者には脱帽です…

その分析の結果、「頻出単語ランキングトップ350」というものが作られているのですが、これを見て驚くのは、ほんとうに簡単な単語ばかりだということです。

I, my, me, you, yourなど人称代名詞、to, of, forなどの前置詞、what, how, whoなどの疑問詞がずらりとランクインしています。

こうして考えると、我々の多くが英会話を苦手としている理由は、どうやら「単語を知らないから」ではなさそうであると分かりました。

それでは、なぜ英語が話せないのかという疑問は、もう少しして解決しました。これは本書で出てきた問題と同じですが、皆様は次の日本語を英訳できるでしょうか?

明日は買い物をするつもりです。

ちなみに解答例は

I am gonna (going to) go shopping tomorrow.

となります。おそらく多くの人ができたとは思いますが、ここからが問題です。

このセリフを思いつくまでにどれほどの時間がかかったでしょうか?

もし、1〜2秒で思いつくのであれば問題ないようなのですが、5秒、10秒とかかった人も多いはずです。

我々の多くが英会話を苦手としている理由は、このように「簡単な英語を瞬時に話す」練習が圧倒的に不足しているからだと筆者は語ります。

相手の発言があって、自分が返事をするまでに5秒も10秒もかかっていててはとても会話にはなりません。それよりも多少間違いがあったり、幼稚に聞こえたりしても、すぐに言葉を発することが重要なのだと学びました。

この記事を読む多くの人は、おそらく英語のネイティブではないでしょう。グローバル化の現代に生きる上で、それは少々悔やまれることでもありますが、これはどうしようもありません。

我々はノンネイティブなりに、間違いを恐れず、積極的に言葉を発していくことが重要なのだと気付きました。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

私自身、これまでに「英語が話せるようになりたい!」と思いながらも、結局は話せるようにならずここまで来ました。英会話ができるようにならなかった理由は、どうやら誤った英会話への認識と学習法だったようです。

特に日本の英語教育は「話せる」ようになるシステムがほとんど存在していいません。そのため、適切な学習法を知らないのも当然といえば当然です。

本書は、英会話に対する認識を改め、適切な学習法を学ぶことができる優れた書籍だと感じました。

こんな人におすすめ

  • 「英語が話せるようになりたい」という人
  • 「英語の勉強はしてきたが、まったく話せない」という人
  • 「英会話に何度か挑戦したが、結局身につかなかった」という人

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