第84回 前田康二郎『1%の人は実践しているムダな仕事をなくす数字をよむ技術』

前田康二郎『1%の人は実践しているムダな仕事をなくす数字をよむ技術』

皆様、こんにちは。本日は、前田康二郎『1%の人は実践しているムダな仕事をなくす数字をよむ技術』(クロスメディア・パブリッシング)をご紹介したいと思います。

内容紹介

本書では、経営者が考える計数感覚と自分の計数感覚を一致させるための「コツ」が書かれています。会社の数字は、売上や利益だけに限りません。期日や勤務時間、スケジュール管理など、「数字」が入るものは全て会社の数字です。

前田康二郎『1%の人は実践しているムダな仕事をなくす数字をよむ技術』

あなたは「クライアントからの評判がいいのに、どうして会社は評価してくれないのだろう」「営業成績No.1になっても、どうして昇進させてくれないのだろう」などといった悩みを抱えていないでしょうか?

もし抱えているとすれば、それは「経営者と当人の計数感覚の不一致」が原因だと筆者は主張します。

つまり、経営者が見ている数字、または数字の見方と、あなたのそれとが大きくかけ離れているため、あなたの思い通りの評価や昇進が実現しないのです。

それでは、経営者が見ている数字とは何なのでしょうか?

一般社員の多くは、「数字」というと、どうしても売上や利益だけに目が行きがちです。しかし、経営者の立場に立てば、それらだけを見て経営をするわけにはいきません。期日や勤務時間、従業員の給与などあらゆる数字を考慮に入れなければならないのです。

よく「経営者意識を持て」などという言葉を見聞きしますが、この言葉の本当の意味は、「経営者の立場になって、あらゆる数字を考慮に入れて行動しろ」なのだと筆者は述べています。

ビジネスの世界では、「数字」は何かと重要視されます。

「数字で語れ」「数字をもってこい」という指導は良くなされています。

しかし、そうはいっても、どの数字に注目し、どの数字を語るべきなのでしょうか?

本書では、一般社員が注目すべき数字やその見方、さらにはその数字が本当に意味するものを「よむ」方法を学びます

感想

「数字の裏側を想像しなさい」

そんな言葉を見聞きしたり、実際に会社でどう指導されている方はいらっしゃるでしょうか?

「数字が本当に意味するものを読み取れ」といった内容なのでしょうが、そうは言ってもやはり難しいです。

しかし、我々は意外にもこの「数字の裏側を想像する」という行為を、日常生活でやっています。本書でも、その例が紹介されていたのでご紹介します。

たとえば、野球の背番号1番、4番、サッカーの7番や10番。これはただの1、4、7、10でしょうか。「エース、キャプテン、実力がある…」など、そのチームの中心、柱になる人がつけるナンバーだとパッとイメージするのではないででしょうか。「0801234…」とかいてあるとどうでしょう。ただの数字の羅列であるのに、多くの人は「080」の時点で携帯番号ではないかと瞬間的に認識するでしょう。

前田康二郎『1%の人は実践しているムダな仕事をなくす数字をよむ技術』

このように日常生活で意外にもすぐに実践できるのですが、こと会社の数字となると、急にそれができなくなります。

最近では、優れた表計算ソフトや会計ソフトが存在し、いくつか数字を入力すれば、あとは自動で多くの数字を計算してくれます。大変便利なことなのですが、幸か不幸か、これによって我々が自分で数字を計算したり、表・グラフを作る機会はほとんどなくなりました

そのため、「数字は出したが、それが意味するものは分からない」という状況に陥りやすいです。つまり、「数字を出しただけ」という状況になってしまいます。

何かと、「数字で語れ」「数字をもってこい」と言われる世の中ですが、ただ「数字を出す」だけではなく、その意味ををきちんと「よむ」能力を身につけていきたいものです。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

「数字が苦手だ」と感じている人に特におすすめです。膨大な量の会社の数字の中で、注目すべき数字はどれなのか、またその数字をどのように解釈すればいいのかを学べます。

1つの見出しに対し、見開き2ページほどの解説がついている形式であるため、大変読みやすいです。「時間がなくてすべては読めない」という人であっても、気になるところ・必要なところだけを読んでも大いに参考になるでしょう。

 

こんな人におすすめ

  • 「会社で数字を扱うのが苦手だ」という人
  • 「数字をよむ能力を身につけたい」という人
  • 「経営者の計数感覚を身につけたい」という人

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