第70回 佐々木正悟 大橋悦夫『スマホ時代のタスク管理「超」入門』

佐々木正悟 大橋悦夫『スマホ時代のタスク管理「超」入門』

皆様、こんにちは。本日は、佐々木正悟 大橋悦夫『スマホ時代のタスク管理「超」入門』(東洋経済新報社)をご紹介したいと思います。

内容紹介

近年、スマートフォンの発達とクラウドシステムの普及により、我々はタスク管理は非常に簡単かつ完璧なものになったと筆者の佐々木氏は語ります。

それを主張すべく出版した書籍が、以前紹介した第66回 佐々木正悟『クラウド時代のタスク管理の技術』です。

しかし、どうやら「難しすぎる」「ここまでやる著者は病的ではなく病気」などの批判も受けたそうです。

そこで、それらの批判に対する回答という形で出版されたのが本書です。

スマホやPCなどのデジタル端末を使ったタスク管理法をより詳しく、実践的なレベルで解説し、デジタル式のタスク管理が我々に及ぼす種々のメリットをひとつひとつ説明しています。

実際にはタスク管理のメリットとして、以下の7つを挙げていました。

  1. 事前に準備ができるので人から好かれるようになり、自信もつく
  2. 見通しが立つので生産性が向上してやる気もわく
  3. プロジェクトの管理ができる
  4. 繰り返し作業の管理ができる
  5. 悪癖を絶ち、良い習慣を形成できる
  6. 夢や目標を管理できる
  7. ログが残るからタスクリストをより容易に作れるようになる

佐々木正悟 大橋悦夫『スマホ時代のタスク管理「超」入門』

「タスク管理は重要だ」と認識している人は多くても、実際に適切にタスク管理をできる人はそれほど多くないのではないでしょうか?

世にさまざまな手帳やToDoリストなどのタスク管理ツールがあふれていますが、どれもうまくいかなかったという人は多いでしょう。

「今こそ、徹底したタスク管理を身に付けたい!」という方は必見です。

感想

以前、第66回 佐々木正悟『クラウド時代のタスク管理の技術』を紹介して以来、私自信もスマートフォンを使ったタスク管理を、数日間だけですが実践してみました。

すると、スマホを使ったタスク管理の便利さに驚きました

今では、なぜ今まで使ってこなかったのだろうと後悔しています

 

私が驚いたのは、プロジェクト管理の利便性です。

「プロジェクト」とは本書では、1日では終わらない、いくつかのタスクを積み重ねていく比較的大きな計画のことだと説明しています。

会社で抱えている企画などはもちろんそれに当たるでしょうし、夢や目標もそうですし、もっと身近な例だと旅行などもそれにあたります。

これはよく言われることですが、大きなプロジェクトは、実現可能な中目標・小目標へ分解することによって達成可能性は上がります

そして、大きなプロジェクトを1日で完了するタスクへ分解していくことが、まさにその操作に当たるのです。

こうすることによって、漠然と「○○がしたい」と思っていた夢や目標も、現実的なレベルで考えることができるようになりました。また、何より大きいと感じたのは、小さなタスクへ分解し、それを1日1日こなしていくことによって、着実に目標に近づいているという実感が持てます。それはそのまま、モチベーションの向上につながり、「明日も頑張ろう」という気になれるのです。

タスク管理のメリットとして「夢や目標を管理できる」というものがありましたが、まさにそれを実感しました。

 

さらに、そうして少しずつプロジェクト達成に前進していくと、本当にやるべきこがわかるようになってくるのです。

特に大きな目標に向かう場合は、目標に取り組む前は必要だと思っていたことが実際には不要であったり、その逆であったりすることが多いです。

そこで、デジタル式のタスク管理が優れているのは、タスクの調整が容易だということです。

手帳などにひとつひとつのタスクを記入してしまうと、その後にタスクを付け足したり、逆に減らしたりすることが容易ではありません。また、順番を変えることも難しいでしょう。

しかし、スマホを使ったタスク管理ではこれらのいずれも簡単にできます。

そもそも、大きな目標に向かう前から、こと細かなタスク設定を完璧にできるなどあり得ません。私が手帳によるタスク管理に何度も失敗してきたのはこれが原因だと感じました。つまり、初めから完璧な進行表を作ろうとしてしまっていたのです。

しかし、冷静に考えればそんなことは不可能だと誰でも分かるでしょう。

目標に向かって前進しながら、少しずつ正確な進行表が作れるのです。

そういった意味で、何十回、何百回と訂正ができるスマホによるタスク管理は大変便利です。

スマホによるタスク管理の最も便利なところは、計画の不確実性を簡単に訂正・修正できることだと感じます。ぜひ、皆様もお試しください。

 

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

基本的にはすぐれた内容だと感じましたが、Amazonのレビューを見るとそれほど高い評価を受けていません。

この理由を個人的に考察すると、あまりにも筆者である佐々木氏個人のタスク管理法を押し付けるような書き方がなされているからではないかと感じます。使うアプリからその使い方まで、よく言えば詳しく解説を、しかし、ややもすれば強制するかのように説明しています。

タスク管理法を学ぶ書籍としては大変優れていると感じます。しかし、実際に行う場合は、筆者のやり方を参考にしながら、自分にあったツールを自分にあった使い方で使うのが良いでしょう。

こんな人におすすめ

  • 「仕事のもっと効率的にこなしたい」という人
  • 「さまざまなタスク管理法を試したが、どれもうまくいかなかった」という人
  • 「夢や目標を計画性をもって実現したい」という人

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