第65回 ブライアン・グレイザー『好奇心のチカラ』

ブライアン・グレイザー『好奇心のチカラ』

皆様、こんにちは。本日は、ブライアン・グレイザー、チャールズ・フィッシュマン著、麻川由美恵訳『好奇心のチカラ』(KADOKAWA)をご紹介したいと思います。

内容紹介

好奇心は、この世で生きていくためのエキサイティングな手段だ。もっとすばらしい人生を生きるための秘訣なのだ。

ブライアン・グレイザー『好奇心のチカラ』

筆者のブライアン・グレイザーは「好奇心のチカラ」についてこのように語ります。

ご存知の方も多いかもしれませんが、筆者ブライアン・グレイザーは、大ヒットTVドラマ『24 -TWENTY FOUR-』やアカデミー賞受賞映画『ビューティフル・マインド』ほか『ダ・ヴィンチ・コード』『8 Mile』『アポロ13』など数々のヒット作を手掛けたハリウッドのプロデューサーです。

そのような大ヒット映画・ドラマが語る、成功の秘訣がずばり「好奇心」です。

もっと言えば、「好奇心」から生まれる「質問」こそが人生を劇的に変化させる秘訣だと言います。

「好奇心」がもたらしてくれる恩恵は、本書の中でさまざま紹介されていましたが、最も強調されており、我々の日常生活にも役立ちそうなものは、人間関係を生み出す力でしょう。

良い人間関係には、誠実さ、思いやり、信頼が必要です。

しかし、このいずれも「好奇心」を持たずに得られるでしょうか?

「相手のことをもっと知りたい」と思わずに得られるでしょうか?

それを考えれば、好奇心の重要さも少しは分かるでしょう。

好奇心をもって他人と接し、熱意を持って質問することで、人生を劇的に変化させる術を学びます。

 

感想

本書では、好奇心がもたらす恩恵や好奇心の活用法がさまざま紹介されてしました。その部分の説明は本書に譲ることとして、ここでは、筆者が語る、好奇心とインターネットの関係について少しご紹介します。

個人的に大変おもしろい考察だったので、ぜひ知っていただきたいです。

インターネットは人を麻痺させるのではなく、刺激を与えるものだということを、私たちはもっと意識すべきだろう。

インターネットでは見つけられないものが二つある(中略)

これまで誰も尋ねてこなかった疑問の答えは、どこへ行っても見つからない。

新しいアイデアをグーグルで探すことも無理だ。

インターネットが教えてくれるのは、人間がすでに知っていることだけだ。

ブライアン・グレイザー『好奇心のチカラ』

インターネットの検索エンジンに知りたいと単語を入力することも、好奇心のひとつであることは間違いありません。

しかし、上で述べたように、インターネットで未知の知識を得ることは不可能なのです。

インターネットは我々の生活をこれまでになく便利にしました。わからないことがあれば、グーグルで調べる。そうすれば、数秒で問題は解決してしまいます。最近では、スマートフォンに音声認識システムが導入され、文字通り”尋ねるだけ”で求めていた答えが返ってくるような時代です。

しかし、それですべてを知った気になるのは危険でしょう。

先人たちがそうしてきたように、我々も「これまで誰も尋ねてこなかったような疑問」や「新しいアイデア」を生み出していかなければならないはずです。

インターネットの情報とは、そう考えると、先人たちの好奇心の集大成ともいえるでしょう。

これからは、私たちが新しくインターネットに知識を付与していく番です。

そのためにも、日々の生活で好奇心を持ち続けること、毎日ひとつでも質問をして、真剣に答えを求めようとする姿勢が重要なのだと感じました。

人はいずれ未知のものに興味を示さなくなるかもしれないし、謎に焦らされることもなくなるかもしれない。その可能性はあるが、人が好奇心を失えば、人を人たらしめるものの多くを失ってしまうことだろう。

アーサー・C・クラーク『宇宙の探検』

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

好奇心の重要性など今までに考えたこともなかったので、大変新鮮な内容だと感じました。

実際、内容を読んでみると納得させられる部分が多く、多少は好奇心の重要性を理解できた気がします。

また、筆者が好奇心をどのように利用していたかの具体例も多く、大ヒット作品の制作裏話のような内容もあったので、特に映画ファンは必見でしょう。

こんな人におすすめ

  • 「より良い人間関係を築きたい」という人
  • 「新しいアイデアの刺激が欲しい」という人
  • 筆者ブライアン・グレイザーに興味があるという人

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