第61回 古市幸雄『「1日30分」を続けなさい!』

古市幸雄『「1日30分」を続けなさい!』

皆様、こんにちは。本日は、古市幸雄『「1日30分」を続けなさい!』をご紹介したいと思います。

内容紹介

本書のタイトルは、『「1日30分」を続けなさい! 人生勝利の勉強法55』です。タイトル通り、”勉強法”について説明したものなのですが、皆様は普段から”勉強”をしているでしょうか?

”勉強”と聞くと、小学校から長い人では大学に至るまで続けてきた、あの”お勉強”をイメージすると思います。

そのため、「もう大学(高校)を出たんだから、今更勉強なんて…」と思う方も多いでしょう。

しかし、近年、時代の変化とともに我々に求められる能力は多様化してきました。一部の大企業を除き、年功序列の給与制度や終身雇用といった形態がもはや過去のものになっているということを最近よく耳にします。

あなたの会社にも、「使えない上司」がいませんか?会社に利益をまったくもたらさないばかりか、むしろ損失を生み出しているのではないかと思うような人です。特別な能力があり、なんらかの功績を挙げたわけでもないのに、長く勤めているというだけで上に立つ人間です。

「あなたはそうなりたいと思うか?」

筆者の古市さんはそう我々に問いかけます。

おそらく答えは「ノー」でしょう。それならば、日々の”勉強”によって新たな知識や能力を身につけていくほかありません

 

と、ここまでは多くの人が考えることでしょうか。社会人になってからも「将来のために語学勉強や資格取得をしたい」と思う人は案外少なくありません。

しかし、それを実現できるのは圧倒的少数派です。

理由を考えれば案外単純で、勉強時間の確保が難しいからです。

社会人になれば、日常の常務はもちろん、残業や付き合いの飲みなどなど、自分の時間の確保が意外にも難しいです。そのため、多くの人は”勉強”に挫折します。

 

そこで、本書が強調する内容は「1日30分でもいい!」ということです。

1日5時間の勉強をやったとしても、5日で挫折してしまえば、勉強時間は合計25時間です。

一方で、1日30分を2ヶ月続ければ、合計およそ30時間です。これが半年ならおよそ90時間、一年なら180時間以上になります。

成果が出やすいのは圧倒的に後者でしょう。しかし、もとをたどれば1日たった30分の勉強です。

 

本書は、何かと多忙な生活を送る私たち現代人に対し、モチベーションの保ち方、勉強時間の確保の仕方、効率的な勉強法、さらには、勉強に最適な環境などなど勉強に関するさまざまなことを教えてくれます。

 

感想

本書を読んで感じたことは、「現代人は多忙どころか、実際は暇なのではないか?」ということです。

勉強時間を捻出する方法の筆頭に、「テレビを見ないこと」が挙げられていました。そこでの説明が大変印象的だったので、少々引用します。

毎日、平日は最低2時間くらいテレビを見るでしょう。1年を52週とすると、52週間×5日(平日相当分)×2時間は520時間です。さらに、土日は5時間ずつテレビを見るとすると、52週間×2日×5時間も520時間です。合計は1040時間です。(中略)

これを24(時間)で割ると、43日分です!

さらに、悪いことに、ここで総時間を24時間で割るのは適切ではありません。我々は1日に平均7時間ほどの睡眠をとっているため、実際に活動できる時間はもっと少ないからです。そこで、24時間から睡眠時間の7時間を引いた17時間で割ると、なんと61日分という結果になります。

1年間の2ヶ月はテレビを見て過ごしてしまってるのです!

「自分はテレビは見ない」という人もいるでしょうが、ネットサーフィンやSNS、動画サイトを同じくらいの時間見るでしょうから、本質的には変わりません。

何かと「忙しい、忙しい」と口にする我々の生活の現実がこれです。

もちろん、有益なテレビ番組やインターネットサイトがあることは否定しません。しかし、多くの人はバラエティ番組や、趣味や娯楽のためのサイトや動画を見ているはずです。

 

そうとなれば、どうやら我々に「忙しい」や「時間がない」と言う資格はなさそうです。

実際に、1日だけでもテレビ・パソコン・スマホを禁止してみると、実に手持ちぶさたで暇であることが実感できると思います。

かくいう私も、無駄な時間を一切排除できているわけではありません。むしろ、無駄だらけです。

どうにかその”無駄な”時間、”暇な”時間を有意義なものに変えていくべきです。自戒の意味も込めて、ここに書き記します。

 

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

「勉強したいけど、時間がない…」とお悩みの方に強くお勧めします。少々厳しめの口調で主張される部分もありますが、必ずやためになるでしょう。

モチベーションの維持、勉強時間の確保、効率的な勉強方法など有益な情報が多く、大変参考になりました。

しかし、一点。中盤で英語の勉強法についてこまごまと語られる部分がありました。筆者が英語を教える立場にあるからなのでしょうが、なぜ唐突に英語だけに関して具体的な勉強法を示してきたかが疑問です。

こんな人におすすめ

  • 「勉強したいが、時間がない」と悩んでいる人
  • 「勉強がなかなか続かない」と悩んでいる人
  • 「効率的な勉強法を知りたい」という人

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