第59回 堀江貴文『ゼロ 何もない自分に小さなイチを足していく』

堀江貴文『ゼロ 何もない自分に小さなイチを足していく』

皆様、こんにちは。本日は、堀江貴文『ゼロ 何もない自分に小さなイチを足していく』(ダイヤモンド社)をご紹介したいと思います。

内容紹介

突然ですが、質問です。

「皆様は、筆者の堀江貴文さんにどのような印象をお持ちでしょうか?」

ライブドアを経営していた時に、堀江氏は証券取引法違反の容疑で逮捕されました。その後は、有罪判決が下され、2年6ヶ月の実刑が課されたことは記憶に新しいのではないでしょうか?

それもあってか、「金の亡者だ」「反社会的だ」「権力主義だ」など悪い印象ばかりがどうしても先行してしまいがちです。

本人もそういう人柄を半ば演じているということもあり、私もそのようなあまり良くない印象を持っていました。

しかし、堀江さんは実際のところ、とても人間味あふれる、いい意味で「普通の人」なのだということが分かりました。

本書のなかで、自らの夢を次のように語っていました。

僕は、みんなとつながりたい、みんなと笑顔を分かち合いたい。

堀江貴文『ゼロ 何もない自分に小さなイチを足していく』

 

本書の内容は、タイトルどおり「何もない自分に小さなイチを足していく」ことに主眼が置かれています。

メディアに露出する堀江さんの人柄的に、「できるだけショートカットする」「結果だけを求めて」「効率を重視する」といった主張をするのかと思いきや、まったく逆です。

本書で説明されていましたが、ショートカットというのは言うなれば「掛け算」です。

3+3=6よりも3×3=9のほうが近道です。

しかし、0に何を掛けても0になってしまうため、最初の一歩はどうしても「足し算」で考えなければなりません

本書では、0から1を生み出す堀江さんなりの考えが説明されています。また、堀江さんの少年時代の話や、仕事に対する考え方など、これまであまり語られてこなかった堀江さんの人間味あふれる部分が惜しげもなく紹介されている貴重な書籍です。

 

感想

多くのビジネスマンは、自らの「労働」をお金に換えているのではなく、そこに費やさす「時間」をお金に換えているのだ。

堀江貴文『ゼロ 何もない自分に小さなイチを足していく』

個人的にはこの部分が本書で一番印象に残った部分です。

堀江さんは、「お金は『稼ぐもの』だ」と主張します。

おそらく、「何当たり前のことを…」と思ったでしょう。

しかし、多くの人は「お金は『もらうもの』だ」と認識してしまっているのです。

おそらく、多くの会社員は月給という制度で給料を「もらっている」はずです。つまり、程度の差はあれ、基本的に一ヶ月分の給料というのが固定されています。となれば、「お金をもらうために自分のできることを精一杯やろう!」という気持ちになるでしょうか?多くの人は、「一ヶ月我慢すれば、○○万円だ!」という気持ちのほうが強いはずです。

「『労働』をお金に換えるのではなく、『時間』をお金に換えている」とはこのことではないでしょうか?

支払われる給料が前もって決まっている状況では、多くの場合「どれだけ楽をするか」ということしか考えられません。この心持ちで仕事にやりがいや達成感を見出せないのは誰の目にも明らかでしょう。

どうやら、我々の多くは「お金は『稼ぐもの』だ」という意識を持たなければならないようです。

もっと直接的に言えば、「自分は『時間』以外に何を提供できるか?」を真剣に考えるべきでしょう。

語弊を恐れずに言えば、「時間」しか提供していない仕事なら、きっと代わりはいくらでもいます。別に私やあなたでなければ務まらないということは決してありません。

しかし、「時間」以外に提供するものがあるなら、それは「あなたにしか務まらない仕事」になるのではないでしょうか?また、それがそのまま、やりがいや達成感、責任感につながると感じます。

 

よく考えれば、世に成功者と言われている人の多くが、この「その人にしか務まらない仕事」をしている気がします。

今している仕事に対しても、「自分は『時間』以外に何を提供できるか?」をきちんと考え、「いかに楽をするか」という考えから抜け出したいものです。

 

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

大変おすすめです。これまでにあまり語られてこなかった、堀江さんの少年時代の話や、仕事に対する考え方は大変参考になりました。

「自分を変えたい!」「働く意味とは?」とお悩みの方に強くおすすめしたい一冊です。

 

こんな人におすすめ

  • 今の自分を変えたいと思っている人
  • 堀江さんの価値観や考えを知りたいという人
  • 「働く意味」についてもう一度考えてみたいという人

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