第53回 山﨑拓巳『凄いことがアッサリ起きる44のルール』

山﨑拓巳『凄いことがアッサリ起きる44のルール』

皆様、こんにちは。本日は、山﨑拓巳『凄いことがアッサリ起きる44のルール』(PHP文庫)をご紹介したいと思います。

内容紹介

「凄いことはアッサリ起きる」筆者の山﨑氏はそう述べています。

現代はかつてないほどに急速な変化が起こっている時代と言えます。あらゆるテクノロジーの発展により、以前は夢物語や絵空事とされていたことができる時代です。LINEやSkypeを使えば、無料で世界中の人と会話ができますし、TwitterやFacebookといったSNSは自分の思いを一瞬のうちに全世界に拡散させます。また、この先もテクノロジーはさらなる発展をしていくことは確実でしょう。

これは人間関係にも言えることで、心のあり方を変えれば、それは瞬時に具現化されると筆者は語ります。

タイトルは『凄いことがアッサリ起きる44のルール』ですが、「より良い人間関係を築く44の方法」といった内容だと感じました。

 

感想

「ワンサイドで判断しない」と見出しのついた部分がありました。

別に悪い意味ではないですが、内容は至って普通です。「一度相手の立場になって考えてみよう」といったものです。

この「一度相手の立場になって考えてみよう」といった趣旨の発言は最近よく聞きます。人間関係が複雑化し、それに関する悩みを抱える人が多いからでしょうか。

 

しかし、この「一度相手の立場になって考えてみよう」というのはなかなかできるものではないと感じます。

というのも、私たちは「相手の立場になって考える」という行為をしようとするとき、どうしても「相手と同じ状況にいる”自分”ならどうするか?」ということを考えてしまいがちです。

 

話が若干それるそうですが、私は趣味でよく将棋を指します。たいていの人は将棋を指すとき、「自分がこの手を指すと、相手はこう来て、そう来たらこうする」などというように先を読むのが普通です。しかし、この「相手はこう来て」の部分がくせものです。

というのも、上で述べた通り「相手の立場に立った”自分”ならこう指す」という予想をしてしまうからです。そのため、定跡に沿った形でない限り、実際に読みが当たることはそれほど多くありません。

やはり、「この相手ならこう指してくる」という考え方が必要なのです。

 

このことはもっと広く一般的に人間関係にも応用できると感じます。我々の中には誰一人として、自分と同じ考え方や価値観を持った人間はいません。そのため、冷静に考えれば、「相手と同じ状況にいる”自分”ならどうするか?」ということをいくら考えても人間関係が円滑に進むとは思えません。

やはり、さらに思考を深めて「この人ならどうするか?」を考えることが重要でしょう。

とは言うものの、これは容易なことではありません。相手の考え方や価値観を正確に知ることは大変難しいです。家族や親友、恋人などであれば可能なのかもしれませんが、ほとんどの場合は不可能でしょう。

逆に言えば、現代は何かと「別に親しくもない人」と付き合わなければならない時代と言えるのかもしれません。人間関係に悩みを抱える人が多いのはそのためでしょうか?

 

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

内容がごくありきたりです。Amazonのレビューで高評価が多かったため購入したのですが、とても期待はずれでした。

人間関係のアドバイスを得るには少々役立ついった程度です。

こんな人におすすめ

  • 人間関係に悩みを抱えているという人

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