第50回 中島輝『エマソン 自分を信じ抜く100の言葉』

中島輝『エマソン 自分を信じ抜く100の言葉』

皆様、こんにちは、本日は、中島輝『エマソン 自分を信じ抜く100の言葉』(朝日新聞出版)をご紹介したいと思います。

内容紹介

本書は、ラルフ・ウォルドー・エマソンという19世紀のアメリカで哲学者・思想家・文学者・詩人として活躍した、成功哲学の元祖と称される人物の名言集です。

ここでは、特に「自己信頼」つまり「自分を信じる」「自信を持つ」ということに重点が置かれています。

「自分に自信が持てない…」というのは多くの現代人が抱える悩みなのではないでしょうか?おそらくそれは、他人と自分を比較した時に、自分に際立った能力がないからでしょう。「あの人はこんなことができるのに…」「自分には何の取り柄もない…」

しかし、表紙にもある通り「根拠のない自信こそが絶対的な自信である」とエマソンを主張します。なぜなら、「自分なら大丈夫」と思っていること自体が根拠になるからです。

現代を生き抜く上で欠かせない「自分を信じ抜く力」、それを身につける術をエマソンの1000の名言と中島さんのわかりやすい解説で学べます。

 

感想

そもそもですが、「自信がある」とはどのような状態のことを指すのでしょうか?それについて言及している部分があったので少しご紹介します。

まず、次のようなエマソンの名言がありました。

自分自身に、固執することだ。

人真似をした瞬間に中途半端になる。

中島輝『エマソン 自分を信じ抜く100の言葉』

これは「自信がある」と一般的に言われている状態でしょうか。他人の意見には流されず、自分の信念を貫ける。まさに「自信がある人だ」と思わせられる行動です。

これに対して解説者の中島さんは次のようなことを述べていました。

「自分に固執する」とは、自分を信じ抜き、「自分軸」を持つことです。

(中略)

本当の自分軸は「竹」のようなものではないでしょうか?竹は風を受けて柔らかくも、根元が揺らぐことはありません。(中略)確固とした存在でありながら、自由であり寛容であるのです。

自分軸は決して、びくともしない「巨木」ではありません

中島輝『エマソン 自分を信じ抜く100の言葉』

この表現は本書のなかで一番印象に残っています。

「自信がある」とは自分の中に確固とした信念があり、それを曲げずに行動できることです。しかし、それは「他人の意見を全く受け入れず、ともすれば自分がだけが正しいと思い込み、他人を批判してしまうことではない」ということを認識させられました。

 

私はなんとなくですが、世の中では「少数派」とよばれるような考えや価値観を持っている人間だと自覚しています。それは私なりの信念なので、あまり変えるつもりはないのですが、そのような考えでいると周囲の人と意見が食い違い、なんらかの指摘を受けることも多いです。

私はこれまで、「それはちがうんじゃない?」「こうしたほうがいいよ」という指摘を受けても、その意見は受け入れようとは全く思っていませんでした。「自分には自信があるから」と勘違いしていたのです。

そうした指摘に対して、以前の私は必死に反論していました。自分の信念の正当性を示したかったからです。しかし、この中島さんの言葉を見て考えると、「自信がなかったからこそ、どうにかして自分の信念の正当性を示そうとしていた」のではないかと思いました。

 

本当に自信があるのなら、「なるほど、そういう考えもあるのか」「参考になったよ、ありがとう」という反応ができたはずです。また、自分への批判に対しても、「そうですか」と一言受け流すことが自然だったはずです。

振り返ってみれば、その自分なりの信念に従って、目立った成果を上げたかと聞かれると、答えに窮するところです。繰り返しますが、結局私には自信がなかったのです。対立する考えや価値観を「竹」のように柔軟に受け入れられなかったのは、本当の自分軸がなかったからなのでしょう。

本当に自信がある人とは、「主体性」と「柔軟性」の両方を兼ね備えた人だ。

大変重要なことを学んだ気がします。

 

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

「自己信頼」というものについて多くを学びました。上に書いた、「自信がある」とはどのような状態なのかというのもその学びの一つです。

驚きなのは、このような学びの深い言葉が計100個も掲載されていることです。間違いなく「自分に自信が持てない」という悩みを解決するヒントを与えてくれます。

こんな人におすすめ

  • 「自分に自信が持てない」という人
  • 「自分らしく生きたい」と思っている人
  • モチベーションが高める名言集が欲しいという人

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