第48回 ジョン・マクドナルド『マスターの教え』

ジョン・マクドナルド『マスターの教え』

皆様、こんにちは。本日は、ジョン・マクドナルド著、山川紘矢・亜希子訳『マスターの教え』(飛鳥新社)をご紹介したいと思います。

内容紹介

本書は85年以上もの間、世界中で読み継がれている自己啓発の古典ともいうべき大変有名な本です。

「あなたが成し遂げたい夢や目標はなんでしょうか?」「あなたの本当の望みはなんでしょうか?」

この小さな本には、あなたが思い通りに生きるためのたった1つの法則が書かれています。

本書では、「法則」という言葉がしきりに強調されています。成功の「法則」というだけあって、誰が・いつ・どこで行っても同じ結果が得られる絶対的で客観的なものだと主張したいのでしょう。部屋の面積が知りたいなら、縦と横の長さを測り、掛け算すれば正確な面積が出せるように、「成功の法則」にのっとれば始める前から結果が分かるというのです。

語弊を恐れず、ごく端的に本書の内容を述べるのであれば、「確固とした目標を立てろ!」ということです。しかし、その言葉の中には深い意味が含まれています。私は一度読んだだけですが、まだまだ真に意味することを理解できていない気がします。だからこそ、本書は自己啓発の「古典」と呼ばれるのでしょう。

ページ数が少なく、字も大きいため、一見内容は少なく見えます。「何度も繰り返し読むことで、ひとつひとつの言葉が持つより深い意味を理解できる」、そんな本です。

 

感想

本書で、「心」というものに関する非常に興味深い考えがありました。人間の心は大きく、「内なる心」「外なる心」に分けれるというのです。

「内なる心」とは我々のパワーの源と言える心ですが、自ら独立して働くことはできません。外部からの刺激があって初めて始動します。

「外なる心」とは五感を通して外界と繋がっている心です。この「外なる心」が五感を通して外界と触れ、「内なる心」になんらかの指令を出すことで我々は行動すると言うのです・

 

我々が意識すべきなのは、もちろん「内なる心」です。「内なる心」は外界と繋がりがないため、物事を判断する能力を持ちません。つまり、不可能、失敗、障害、限界、不足という概念もありません。つまり、我々の「内なる心」は「できない」ということを知りません

 

面白い話があるので、少しご紹介します。とある学生が数学の授業中に居眠りをしてしまったそうです。その学生は、授業が終わる頃にようやく目覚めると、黒板に2つの問題が書かれていました。学生は、それが宿題なのだと判断し、必死にとりあえず問題だけは写します。しかし、この問題が非常に難しく、1日では解けませんでした。1週間かかってようやく1問解けたそうですが、次の授業までに2問は解けませんでした。

解ききれなかったことを先生に伝えると、その先生は驚愕しました。なぜなら、その数学の問題は未だに解決されていない問題だったからです。

これが「内なる心」の力でしょうか。幸か不幸か、居眠りのおかげで、この学生は「この問題は未解決で、今はだれも解けないんだ」ということを知りませんでした。五感を通して「解けない」という情報を得なかったために、つまり、「外なる心」が邪魔をしなかったために、「内なる心」の力を最大限発揮できました。

 

それでは、我々が「内なる心」の力を最大限発揮できないのはなぜか?それは、五感を通して、「できない」という情報を得てしまう、つまり、「外なる心」が邪魔をするからだそうです。

そうならないためにはどうするのか?それが「確固とした目標を打ち立てる」です。

人々は毎日、外の世界で体験することを写真に撮ってから、この写真を自分の中に焼き付けています。しかし、本当はこの過程はまったく逆であるべきです。

私たちは、望ましい絵をまず心の中に画き、それを自動的にまわりの外の世界に焼き付ける力と能力を持っています

ジョン・マクドナルド『マスターの教え』(飛鳥新社)P.87

「確固とした目標」とは、この例で言う「望ましい絵」です。「確固とした目標」あれば、それに合わせて外界からの刺激を受けとることができます。つまり「できない」という情報を得ずにすむのです。

目にするものは数限りなくあるのに、多くの人々は、つい嫌なこと、自分でコントロールできないことに気をとられてしまうのだ。

アンソニー・ロビンズ『人生を変えた贈り物 あなたを「決断の人」にする11のレッスン』(成甲書房)

これは、第47回 アンソニー・ロビンズ『人生を変えた贈り物』でご紹介した言葉です。「内なる心」に「確固とした目標」があれば、自分によって望ましい現実を積極的に取り入れることができるはずです。

画家は、外界の様子をことこまかに描くのではなく、自分の心の中にある風景を描き出すと言います。ぜひ、「内なる心」に自分の「望ましい絵」を描いておきたいものです。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

冒頭でも述べましたが、ページ数が少なく、字も小さいためすぐに読み切ってしまいます。しかし、シンプルな表現だからこそ、そのひとつひとつの言葉により深い意味があるのでしょう。私自身も繰り返し読まなければならないと感じましたし、皆様にも繰り返し読むことをおすすめします。まさに、自己啓発の古典というべき素晴らしい本だと感じました。

こんな人におすすめ

  • 「人生で成功を勝ち取りたい!」と思っている人
  • 本当に良い自己啓発本が欲しいという人

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