第30回 水野敬也『夢をかなえるゾウ』

水野敬也『夢をかなえるゾウ』

皆様、こんにちは。本日は、水野敬也『夢をかなえるゾウ』(飛鳥新社)をご紹介したいと思います。

水野敬也『夢をかなえるゾウ』

感想

本書は2007年に初版が発行されて以来、そのユーモア溢れる内容とためになる成功哲学によって人気を博してきました。皆様のなかにも「この本は読んだことがある」という方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?

内容としては、至って普通な自己啓発本のような内容です。しかし、他の自己啓発本と大きく異なるのは、まずその書き方です。ゾウの見た目をした関西弁を話す「ガネーシャ」という神様が、あるダメな男に多くの成功哲学を教えていくという形式で描かれています。そのため、大変読みやすく、分かりやすい、さらにおもしろいというのがこの本がここまで人気になった理由だと感じます。

本書の感想やレビューはすでに多く書かれています。そのため、ここで改めて内容を詳細に語ることをしません。今回は私が個人的に印象に残っている部分を少しご紹介しようと思います。

人はな、わざわざ『○○が欲しい』なんて教えてくれへんのや。人が何を欲しがっているのをこっちが考えて、予想して、提案していかなあかんのや。人の欲満たす、いうんはそれくらい難しいことなんやで。

いきなりですが、私は「創作」という行為は、世の中でもっと尊い行為だと感じています。人々にまだ見ぬ世界を見せることができるからです。

上の引用文が書かれている部分で、ヘンリー・フォードの話が出てきたので少々ご紹介します。ヘンリー・フォードとはアメリカの有名自動車会社である、フォード・モーターの創始者です。「T型フォード」はあまりにも有名ですが、そのヘンリー・フォードは次のような言葉を残しているそうです。

もし私がお客さんに何が欲しいかたずねたら、彼らは、もっと速く走れる馬を、と答えていただろう。

この言葉は大変印象的でした。人は「何かが欲しい」とは思っているものの、「何が欲しいか?」はわからないままでいるのです。私は車を見るのがとても好きです。特に高い車は高級感があって、デザインもよくかなり気に入っています。そのため、外出すると走る車を観察するのはもちろん、ネットサーフィンをしている時も車を見ていたりします。いろいろな車を見るのですが、たいていは「これはないな。」と却下することが多いです。しかし、「これはないな。」とは言いつつも実際にどこが気に入らなくて、どのように改良すれば気にいるのかということは分かっていません。「なんか、もっと、こう…」というだけで「何が欲しいか?」は分かっていないのです。また一方で、いろいろな車は見ているとときどき「これだ!」と思うこともあります。しかし、それはその車を見る前から「こういう車が欲しい」イメージしていたわけではなく、その車を見てから「これが欲しい!」と思うのです。

文章で伝えるのはかなり難しいのですが、なんとなく私の気持ちがわかっていただければ幸いです…

つまり何が言いたいかというと「なんか、もっと、こう…」に応えられる「創作」という行為は偉大であるということです。繰り返しになりますが、人は「何かが欲しい」とは持っているものの「何が欲しいか?」はわからない状態にいます。そうした人々に「あなたが欲しいのはこれではないですか?」と新たな選択肢を与えられる人を私をすごく尊敬します。

近年の例で言うと、アップル社のスティーブ・ジョブズでしょうか?「携帯電話がもっと便利になれば」と多くの人が思っていたのかもしれませんが、まさかボタンがなくなり、タッチで操作するようになるとは誰も想像していなかったでしょう。

つまり、こういうことが言えるな。「ビジネスの得意なやつは、人の欲を満たすことが得意なやつ」てな。人にはどんな欲があって、何を望んでいるか、そのことが見抜けるやつ、世の中の人たちが何を求めているかがわかるやつは、事業始めてもうまくいく。上司の欲がわかっているやつはそれだけ早く出世する。

いかがでしょうか?共感していただける部分があれば幸いです。ぜひ「人の欲を満たせる」人になりたいものです。

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

今更私が言うまでもなくおすすめです。大変読みやすく、ためになる内容となっています。しかし、本書でも述べられているのですが、「変われるかは自分次第である」ということを認識しなければならないでしょうか。様々な自己啓発本や成功秘訣書を読んでも変われないのは、自分の「意識」が変わらないからだ、表現には少しドキッとさせられました(笑)

こんな人におすすめ

  • 「変わりたい」と思っている人
  • 「変わりたい」と思い、様々な本やセミナーを参考にしたが変われなかったという人
  • 読みやすく、わかりやすい自己啓発本が欲しいという人

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