第27回 ジョン・ドット『自分を鍛える!』

ジョン・ドット『自分を鍛える!』

皆様、こんにちは。本日は、ジョン・ドット著、渡辺昇一訳・解説『自分を鍛える!』(三笠書房)をご紹介したいと思います。

ジョン・ドット『自分を鍛える!』

感想

まず、はじめにお伝えしますが、この本は大変おすすめです。その理由はここからいくつか挙げていきますが、ぜひ皆様も一読されることをおすすめします。

「自分を鍛える!」というタイトルですが、内容は人生をよりよくするための成功哲学です。著者のジョン・ドットは1800年にアメリカで生まれました。よって、本書は200年も前に書かれたものなのですが、内容は現代にも通じる、さらに言えば現代人こそ読むべき内容になっています。

人生をよりよくするためのポイントとして、習慣・勉強法・読書法・時間管理・交際術・運動の6つを挙げています。それぞれがとても参考になるものですが、今回はこの中から習慣勉強法の一部をご紹介したいと思います。

「人間とはすなわち、いろいろな習慣のかたまりである」

習慣の重要性を大変わかりやすく述べた言葉です。またさらに印象的な表現があります。

「習慣というのは、簡単に身についてしまう。特に悪い習慣ほど、そうである。」

たしかに悪い習慣はすぐに身についてしまうものですよね。人間は誰しも、やらなくていい理由・できない理由を探すことにおいては天才的な才能を持っています。よって、人はすぐに怠け癖がついてしまうものです。毎朝、早起きの習慣をつけようとしいる方も、朝寝坊の習慣なら明日からすぐに身につけることができます。禁煙中の人も然りです。

「良い習慣を身につけるべきだ」ということは誰しもが理解しています。ただ、それが容易でないため苦労するわけです。著者のジョン・ドットは「習慣は簡単に身につく。」と語っていますが、「良い習慣」に関してはその限りではない気がします。継続的な努力とそれをささえる根気が不可欠です。よって、「良い習慣」を一度にすべて身につけようとするのは現実的には不可能です。さらに言えば、「悪い習慣」を改善するのにも多大な労力が必要です。

しかし、「悪い習慣」のなかでも絶対に改善すべきだと思う習慣があります。本書でもそれに言及している部分があったのでご紹介します。

「明日でいいだろう」ーこの積み重ねほど恐ろしいものはない

また個人的な話をするようですが、「明日から頑張ろう」「明日から本気をだす」と言って実際にそうした試しはほとんどありません(笑)実際に明日になっても同じセリフを繰り返すだけでした。

これに関しては共感していただける方が多いのではないでしょうか?やはり、有名予備校講師の林修先生もおっしゃっていましたが「今でしょ!」ということなのです。今でこそテレビで発言する機会が多く、ともすればネタのように扱われてしまっている言葉ですが、個人的には核心をついていると感じます。今やれない人は明日もやれない。それが連続して結局何もできなかったという結果になってしまう気がします。

「絶えず仕事をしながら、絶えず休憩をしている」

皆様の周りには、自分では到底できないと思うような量の仕事をこなしたり、仕事の傍ら趣味や勉強に励み本職さながらの技術や知識をお持ちの方はいるでしょうか?

本書ではそのような人を「多才人間」と表現しています。時間的にも体力的にも制限があるはずなのに、なぜ彼らはそのようなことができるのでしょうか?その答えが上の文章です。

頭の鮮度を再びよみがえらせるのは、ぶらぶら休憩するのと同じく、勉強する対象に変化を持たせるだけでも可能なのだ。

つまり、仕事の気分転換として違う仕事をする、勉強の息抜きとして別の勉強をするということです。たしかにそう言われてみれば、いわゆる「多才人間」はそうした特徴がある気がします。

日本の最高学府と称される東京大学では、センター試験では国・数・英・理・社の全科目、二次試験では文系は国・数・英・社、理系は国・数・英・理(社会・理科はそれぞれ2科目ずつ)課されます。もちろん1つ1つの問題もかなり難しいはずなのですが、合格者の多くはセンター試験では9割前後、2次試験では6〜7割前後は最低でも得点します。それが可能な理由がまさに「勉強の息抜きとして別の勉強」を実践しているからなのではないでしょうか?もちろん彼らが幼い頃から勉学に励んできたという要因を排除するわではありません。また、東京大学の学生はかなりの確率で習い事を経験しており、それもかなり高いレベルの技術を持っています。ピアノやヴァイオリン、そろばん、水泳などなどです。

一見すると、試験科目が少ない方がそれぞれの科目に費やせる時間が多くなり、負担が減るようにも見えます。しかし、どうやら一概にもそうとは言い切れないようです。

「絶えず仕事をしながら、絶えず休憩をしている」

我々の日常生活でも応用できる内容です。常識的には考えられないような量の仕事をこなしたり、いわゆる二足の草鞋を履くような人はこれを実践しているのではないでしょうか?

評価

※個人的な評価となります。

総合評価:

冒頭にも述べましたが、大変おすすめです。何度も何度も繰り返し読んで、ぜひ自分のものにしたい内容ばかりです。今回はほんの一部分しかご紹介できませんでした。特に読書法に関する部分はおすすめです。日頃から読書をするという方はこの部分だけでもお読みになることを勧めます。肌身離さず持って、自分のバイブルにしたいと思える本です。

こんな人におすすめ

  • 人生をよりよくする術を学びたいという人
  • すぐれた「修養書」を読みたいという人
  • 偉人の成功哲学を学びたいという人

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