第22回 デイル・ドーテン『仕事は楽しいかね?』

デイル・ドーテン『仕事は楽しいかね?』

皆様、こんにちは。本日は、デイル・ドーテン著、野津智子訳『仕事は楽しいかね?』(きこ書房)をご紹介したいと思います。

デイル・ドーテン『仕事は楽しいかね?』

感想

皆様も書店や通販サイトでこの本を目にしたことがあるのではないでしょうか?今や大変有名になっていますが、私がこの本を手に取ったのは最近でした。というのも、つい先日、就活が解禁されました。私はまだ2年生なので、本格的な活動はあと1年後ですが、逆に言えばあと1年で自分の就活が解禁します。そんな状況でタイトルの「仕事は楽しいかね?」という文字を目にしました。仕事が何たるかはもちろんまだ分かっていませんが、周りの大人たちを見る限りでは、あまり楽しそうなものではありません。仕事を楽しむにはどうしたらよいかのヒントを得るべく、本書を手に取りました。

改めて皆様に質問したいです。「仕事は楽しいですか?」

個人的な予想としてはNoが多いのではないかと思っています。多くの人が仕事を楽しめていない現代の状況を本書で「スタグフレーション」と表現しています。「スタグフレーション」とは経済学の用語で”インフレ”と”景気後退”が同時に起こる一見すると矛盾した状態を指します。それを仕事に当てはめている次のような表現がとても印象に残りました。

「人々は、したくもない仕事をし、同時にそれを失うことを恐れているんだ。」

これを見て、皆様はいかがお思いでしょうか?

本書では、仕事を楽しむための、ひいては成功するための哲学が物語調でシンプルに説明されています。従来の「目標を立てる」「成功者に習う」などの方法を真っ向から否定し、独自の成功哲学が述べられています。今回はその中から、特に印象に残ったものをご紹介したいと思います。

「どうすれば何度も何度もくじを変えるか、そうして確立を十分の二に引きあげられるか」

物語の中で成功哲学を教える大実業家のマックスは「現実的に何かを達成するのは、宝くじに似ている」と語ります。もちろん成功がまったくの偶然の産物と語っているわけではありません。有能で勤勉である人のみが宝くじを買えます。しかし、人は誰しも「成功したい」と思っています。そのなかで実際に成功できるのはごくわずかです。そのような人々をマックスを次のように表現しています。

「彼らはね、他人を驚愕する人材になろうとしてるけど、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしているんだ。」

そうして多くが失敗していきます。

それでは、成功するためにはどうすればよいのか?その問いのヒントとなるのが、上にあげた言葉です。成功するためには、何度も挑戦するしかありません。マックスは「試してみることに失敗はない」とも語っています。また、挑戦すれば必ず成功するかと言われればもちろんそんなこともありません。10回中2回成功できれば十分であるというのです。

ちなみに、2/10つまり1/5の確率で当たりを引ける宝くじがあるとして、5回すべてを外す確率はおよそ30%です。逆に言えば、70%の確率で少なくとも1回は成功できるのです。現実の世界はこれほど簡単にいかないのはもちろんですが、これを聞くと多くのことに挑戦する大切さがお分かりいただけるでしょうか?

マックスは成功のために目標や計画はいらないと語っています。その理由もここにあるのではないかと考えています。目標や計画は自分の行動の大きな指針にはなりますが、逆に言えば自分の行動の制限になります。その状況でさまざまなことを試してみようという気にはなかなかなれません。また、目標がなかったから失敗したということは絶対にありません。目標は皆が持っているため、それほど重要ではないのです。

「成功するというのは、右に倣えをしないってことなんだ。」

これも同じく、マックスの語った言葉です。誰かの成功体験をもとに目標や計画を立てて行動するだけでは成功できないということを端的に述べています。

ここまで書いてきて私が感じたことは、やはり試すことが重要であるということです。幸いにしては私はまだ若いです。大人の方々に話を聞くと、たしかに「若い時にいろいろなことを経験しておけ」「若い時に失敗しておけ」など、若い時にはとりあえず挑戦することが重要だという内容の話をよく聞きます。そこまで皆が口を揃えて言うとなると、どうやら本当にそうであると考えて間違いなさそうです。今は失敗を恐れず、とりあえず挑戦してみようと思います。

今回は「試す」ことの重要性に関する部分を取り上げました。本来であればまだまだ取り上げたい部分が多いのですが、今回はここまでといたします。

本当に参考になることが多いです。ご一読なされることを強くお勧めいたします。

評価

※個人的な評価をとなります。

総合評価:

大変おすすめです。今回は紹介しきれなかった部分が多すぎました。「明日は今日と違う自分になる」「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」「新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ」などなど興味深い見出しが多く並んでいます。物語調で大変読みやすく、それでいてためになる成功哲学が学べます。ぜひ皆様自身でご一読ください。

こんな人におすすめ

  • 「仕事が楽しい」と思えていないという人
  • 仕事や勉強で行き詰まりを感じているという人
  • 他とは違った自己啓発書をお探しの方

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