第6回 樺沢紫苑 『脳を最適化すれば能力は2倍になる』

樺沢紫苑 『脳を最適化すれば能力は2倍になる』

皆様、こんにちは。第6回目の本日は樺沢紫苑 『脳を最適化すれば能力は2倍になる』(文響社)をご紹介したいと思います。

樺沢紫苑『脳を最適化すれば能力は2倍になる』

感想

「なんと興味深いタイトルでしょうか!」

この本を初めて見たときの感想です。世の中には仕事の生産性をあげる方法について書かれた書籍が誇張を抜きに数えられないほど存在します。これは多くの現代人が高い生産性を発揮できる仕事術を知りたいと願っていることの反映なのかもしれません。そして、「能力は2倍になる」というタイトルに注目してしまう私もその一人なのでしょう(笑)

本書の場合、能力の向上に必要なものはタイトルの通り「脳の最適化」であると主張しています。よくある「早起きをすれば」や「運動をすれば」と比べると少々内容をイメージしづらいですよね?

というのも著者の樺沢紫苑さんは精神科医であり、脳科学の専門家です。そのため、脳内物質の特徴を知り、それを有効に利用しようといった主張をしています。

つまり、第5回のDaiGoさんの『ポジティブ・チェンジ』と同様に、従来の精神論に基づいた仕事術ではありません。専門家ならではの科学的根拠に基づいた説明がなされているのが特徴です。

そこで、生産性を向上させるために用いるべき脳内物質として、ドーパミン・ノルアドレナリン・アドレナリン・セロトニン・メラトニン・アセチルコリン・エンドルフィンの7つが挙げられています。

今回は私が特に関心を持った「メラトニン」に関する感想を述べさせていただきます。

本書の中でメラトニンについては以下のような説明がなされています。

「メラトニンは1958年に発見されました。脳の神経のみならず、脈拍、体温、血圧、を低下させることで、睡眠と覚醒のリズムを上手に調整し、自然な眠りを誘う作用があります。全身の臓器を休息モードに切り替えるのです。こうしたことから『睡眠物質』『眠りを誘うホルモン』とも呼ばれています。」

つまり、メラトニンが多く分泌されると寝つきが良くなり睡眠の質も向上するようです。

具体的にメラトニンを分泌させる方法が計7つ挙げられていますが、今回はそのうちのひとつについて考えてみたいと思います。

「入眠前にゲーム、スマホ、パソコンをしない」

皆様はこれを実行できているでしょうか?

おそらく多くの人がNoと答えるはずです。

昨今は特にスマートフォンの普及によっていつでもどこでもインターネットにアクセスすることができます。さらにはTwitterやFacebook、InstagramといったSNSの急速な普及、YouTubeやニコニコ動画などの動画サイトの充実によって四六時中スマホを見ている人も多いのではないのでしょうか?

実際に私も学校や電車など人の多く集まる場所に行くと、ほとんどの人がスマホを見ていることに気づきます。そして、たいていTwitterかLINEをしている気がします。(笑)

と、このような時代においては、寝る前だろうとスマホをいじってしまうのは当然かもしれません。しかし、この行為はメラトニンの分泌を抑制し、寝つきが悪く睡眠の質も低下するそうです。「ブルーライト」という単語とそれを特に寝る前に見るのがよくないことを皆様も耳にしたことはおありだと思います。

以前は私も入眠前にスマホを使うことが多かったのですが、睡眠に関する書籍をいくつか読むにつれ、この行為が人体にどれほど有害かを知り、最近はきっぱりやめました。(睡眠に関する書籍は第3回でも紹介しております。)

今振り返ると、確かにかなりの悪影響があった気がします。

まず、寝る前にスマホをいじっていまうと単純に寝る時間が遅くなります。少しぐらいならば問題はないのでしょうが、最近は動画サイトのコンテンツも充実し面白い動画が多いため、ついつい見てしまっていつの間にか1〜2時間経ってしまったという状況でした。遅い就寝時間に加え、低質の睡眠が重なるとお昼近くに起きることも珍しくありませんでした。これほど起床時間が遅いと常識的な就寝時間には当然眠くなりませんので、またスマホ…

と、この繰り返しでした。

我ながら最悪の生活スタイルです(笑)しかし、皆様も一度くらいは経験がおありではないでしょうか?

寝る前のスマホをやめてからはというと、以前に比べかなり早起きできるようになりました。私はいつも5時30分に起床して1時間大好きなゲームをします。(もう少しでMHXXの発売ですね。楽しみです(笑))その後は、6時30分ごろから2時間程度かけてこのブログを更新します。これが終わってもまだ9時前ですから、以前と比べてかなり生活の質が向上した気がします。

なんとなく生活のリズムが悪いと感じておられる方、寝る前のゲーム、スマホ、パソコンを控えてみてはいかがでしょうか?

評価

※個人的な評価をとなります。

総合評価:

間違いなくおすすめの1冊です。今回はメラトニンに関する章のごく一部しかご紹介できませんでしたが、他の脳内物質に関しても役立つ情報が満載です。また、上で述べた通り、従来の精神論に任せた仕事術ではなく、脳科学の専門家として科学的根拠に基づいた説明がなされているところも素晴らしいです。科学的根拠といっても専門的になりすぎることなく、しかし省略しすぎることなく絶妙なバランスで書かれており、大変わかりやすいです。

こんな人におすすめ

  • タイトルにある通り仕事の能力をもって上げたいという人
  • 仕事の能力と脳内物質の密接な関係が知りたいという人
  • 従来の精神論による能力向上に失敗したという人

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