第2回 アーノルド・ベネット『自分の時間』

アーノルド・ベネット『自分の時間』

皆様、こんにちは。第2回目の今日はアーノルド・ベネット著作、渡辺昇一訳・解説の『自分の時間』(三笠書房)をご紹介したいと思います。

アーノルド・ベネット『自分の時間 』

 感想

この本を見てまず私が注目したのは副題です。

「1日24時間でどう生きるか」

この問題は現代人にとっておそらく最大級の問題なのではないでしょうか?

私もこの問題に悩まされている現代人の一人です。どうすれば1日をより充実したものにできるのか?と日々考え過ごしてはいるものの劇的な変化はいつになっても訪れません。

多忙を極める今の世の中で、どうにか時間が欲しい!と皆様もお考えのことと思います。

そんな我々に大きな希望を与えてくれるのが本書となります。

「時間があれば金は稼げるが、金があっても時間は買えない」

これはこの本の第1章冒頭に出てくる題を引用したものです。皆様はこれを見て如何思われるでしょうか?

私はまだ学生の身分であまり偉そうなことは言えませんが、この表現には納得させられます。どんなにお金を用意したとしても1日を25時間にすることはできません。25時間どころか24時間に1秒でも足すことはできないのです。

だからこそ、我々は限られた24時間をどう有効に使うかを考えなければなりせん。

…と、当たり前の結論に戻ってしまったため、少しばかり私の考えを述べさせていただきます。

もし仮に1日をたとえば30時間にする方法があったとしても、大多数の人の場合、大きな生産性の増加は見られないと考えています。

これは第1回で紹介した、パーキンソンの法則を踏まえての考えです。

我々は1日が24時間だからこそ食事、睡眠、仕事などなど1日にすべきあらゆる行動の合計時間を24時間にしているだけで、これが1日30時間になったところで同じクオリティの生活を30時かかけてするだけだと思います。

また私自身を例にあげますが、1日にどれほどの時間集中しているか?と問われれば、かなり調子の良い時でも4時間から5時間程度の気がします。つまり、24時間のうちの20%程しか生産性の高い時間はありません。体感ですが、これは多くの人に当てはまる平均的な時間である気がします。

こうしてみると、1日がもっと長ければという決して実現し得ない願望を持つより、まだまだ充分に使いきれていない24時間をいかに使うかを考えることがやはり重要です。

またまた似たような結論でしたね(笑)

「朝の1時間は夜の2時間以上の価値がある」

それでは、具体的に24時間をどう有効活用すべきなのでしょうか?

その答えのヒントとなるのが上記の引用文です。

近年、「朝活」が何かと話題になっています。朝早起きして始業前に活動しようというものです。目覚めてすぐの状態は睡眠により脳がリフレッシュした状態で高いパフォーマンスを発揮できること、周囲がまだ静かで集中できる環境であることなどを理由に大変理にかなっていると多くの人が行っています。

この朝活、私も行っていま……

。と言いたいところなのですが、習慣化かするのが想像以上に大変です。早起きしたものの、あと5分と一瞬目を瞑ると1時間経っていた、なんてこともよくあります(笑)

今よりも1時間早く起きるようにして、生産的な1時間を過ごす。

ええ、大変素晴らしいことです。しかし、これは想像を絶する難しさです。

この点に関して、著者はおよそ次のように述べています。

週6日の毎朝30分と、週3日の夜の90分、合計7時間半で奇跡を起こせる。週168時間のうちの7時間半は決して「ささやかな努力」ではない。

これを見て少々安心しました。私が1時間早く起きられないのは普通のことなのだと(笑)

「はじめから”大きな変化”を求めてはいけない」

1時間早起きすることはたしかに理想的ですが、30分でも難しいと聞かされると現実的ではありません。それでは、どうしたらそれを現実に近づけられるでしょうか?

この問いに対し、著者は上記の引用文のうように述べています。

起床というのは当たり前ですが、毎日行う習慣の一つです。とすれば、何百、何千日と不変であったその時間を早めようというのは常識的に考えて1日や2日ではできるわけがありません。

最終的に1時間早めようと思うのならば、1週間ごとに10分程度ずつ早めていくのが現実的でしょうか。

以上、ごく一部でしたが、私自身の経験と考えを交えながらご紹介させていただきました。

今回は紹介しませんでしたが、この本には時間に関する革命的とも言える考えが記されています。また、生活を見られていると錯覚するほど時間の使い方に関する的確な指摘が多いです。

日々、時間が足りたいとお困りの方、ぜひ一読ください。

評価

※個人的な評価をとなります。

総合評価:

冒頭でも述べましたが、現代人にとって時間の使い方は最大級の問題です。本書は時間の使い方というよりは時間に対する考え方を一新することで24時間を有効活用していこうといった内容に近いと感じました。

時間にお困りの方は一読の価値が充分にあります。

こんな人におすすめ

  • とりあえず毎日時間が足りないという人
  • 仕事以外に時間を割きたい活動があるが、なかなかうまくいかないという人
  • なんとなく時間を浪費してしまっているという人

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